保健室にはほぼ毎日なにかしらのケガをした子どもがやってくる。大概はよくある膝や腕の擦り傷なのだけど、時々というよりはもっと頻繁にやってくるのが、顔や歯の怪我。 もう、子どもの姿を見ても子どもの話を聞いてもわたしの頭の中に「???」が増えていく一方...。口下手な子どもの話を理解するのは難しいものさ。 なぜ「???」って、怪我をしたのが顔や歯だけだから。どうすると、どうなると地面に顔や前歯をピンポイントにぶつけるんだい?? 「手や膝は怪我しなかった?」と聞き、手の
保健室って、どういう理由で来るところだと思う? 「最近の保健室って、悩み事とかでくる子が多いんでしょ?」 半分正解で、半分はずれ? わたしは定時制の高校、中学校、小学校と異動していて、小学校にいる時間が1番長いけれど、小学生の来室理由の1番はダントツで「けが」。 わたしが勤務しているところがたまたまそういうところで、もしかしたら小学校でも「心の不調」が多い学校があるのかもしれない。多分、学校の種類、地域、学校の事情など、様々な要因で変わってくるものだと思う。だか
「将来の夢は何?」と、学生の時にバイト先の個別塾の子どもに聞かれた。それに対してわたしは「保健室の先生」だよ。と答えた。その子どもから返ってきた一言。 「ヒマそうだね」 正直、なにも反論できなかった。だって、子どもの頃元気すぎて保健室の世話になったことがほとんどなかったわたしは、学生のときに保健室の先生が毎日なにをしているのかなんてまだ知らない。 実際に保健室の先生として働くようになってか久しぶりに会った友だちに聞かれたこと。 「保健室の先生ってなにしてるの??