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【過去】高校時代の吹奏楽部部長のわたし

これまで向き合いたくなかったことのひとつ
(蓋をしておきたかった)
(知られたくなかった)
(このままにしたかった)

「高校時代の部長のわたしと向き合うこと」

今に生かすために
その頃の自分に逢いたくなりました。

なので、この夏至のタイミングで
あの頃の自分と向き合ってみようと思います。


実は中学でも
途中からでしたが部長をやりました。
その時、部長だった子が、急に引越しすることになったためでした。

とはいえ、途中からだったこともあり、自覚としては薄かったように思います。
(とはいえ、同じパートの男子を胃潰瘍にさせて入院させました。)
(でも、この子は、のちに私と同じ高校についてきてくれました。)
(さすがにパートは変えてきたけれど…)

高校は、吹奏楽の強豪校である
地元の県立高校に進学しました。

吹奏楽コンクールのB部門では
毎年のように東関東大会へ出場している学校でした。

部活推薦だったのですが
中学→高校で楽器を変えるという
本来ならばあり得ないことを受け入れて頂き
(顧問の先生のご尽力に感謝です)
あの時も、きっと色々な存在が動いてくれていたのだなと
思える出来事のひとつです。

こうして、高校ではSax🎷をはじめました◎

朝7時前に家を出て
朝練をして 
授業受けて
暗くなるまで練習して
たまに帰りに河川敷に寄って練習して
そんな毎日の繰り返しでした。

強豪校だったこともあり
コンクールに出るためにはオーディションが必要でした。

1年生のオーディションは落ちましたが
なぜかバスクラリネットで復活。
(これも見えない存在が関与していたんだろうな)

2年生のオーディションは、3年生の先輩を追い抜いて通り
3年生のオーディションも通りました。
(この2年はバリトンサックスでコンクールに出ました)

結局3年間、コンクールに出させてもらいました。

1年生の後半から副部長だったので
自分が部長となったことも自然の流れでした。

部長時代の私は、、、
誰よりも練習しました。
努力することを惜しみませんでした。

そして
とにかくいつも怒っていました。
一生分くらい怒りました。。。
色々なひとに怒りました。。。
そんな記憶でほとんどを埋め尽くされています。

何人泣かせたか覚えていませんし
何人呼び出したかも分かりませんw

後輩に、同級生に、自分に 怒りまくっていた部長時代。
…あの頃は流石に先輩には怒らなかったけれど
今、あの頃の私に知っている人に会うと
「怖かった」しか言われません。
そして「ほんと丸くなったね〜」と言われます。

あの時書いた反省文を読んでみると
「どうしたらコンクールで上の大会に行けるか」
ということしか書いていませんでした。

”結果”が全て

だと思っていました。

高校時代の私は 良くも悪くも吹奏楽一筋だったので
競争意識がかなり強かったのです。

上手なことが
ミスをしないことが
譜面通りに吹けることが
正しいと思っていました。

校則をきちんと守り
部活の決まりをきちんと守り
(スカートは短くしない、あと髪型とかだったかな?化粧しないとか?
あと、挨拶と返事)
それがきちんとできることが”善”であると思い込んでいました。

だから、それが出来ない人を呼び出し
怒り、正す(正していた"つもり")
わたしは部長だから、ちゃんと正さないと・・・
わたしが言わないと・・・
そんな意識のまま、部長時代を過ごしました。


でも、今ならそれが間違っていたことも分かります。
競争で勝つことだけが喜びではない。
(そもそも、学校教育が競争社会なので
それは仕方なかったのかも知れませんが…)

人をまとめるって、怒ることだけではない。
もっと大切なこともある。

ひとりひとりの思いに
もっと耳を傾けてあげれば良かった。

あの頃の私を、部長と慕ってくれたみんなには
本当に感謝しかありません。
ありがとう。ありがとう。
こんな私に、最後までついてきてくれて本当にありがとう。

あの時から、約15年経過し
またこうして部長を経験させて貰えることに
本当に感謝しかありません。
まるで、あの時の因縁解消かのような・・・。

期限もない
コンクールもない
順位もつけられない。
(ステージ立つためには試験はあるけれど😆)

”こうでなくてはならぬ” から
自分自身を解放させ
他と調和させ音を創り上げてゆくとき。

高校時代のわたしは
誰1人として部員に寄り添うことができなかった。
しんどい思いも嫌な思いも辛い思いもたくさんさせた。
たくさん傷つけた。

だからこそ
今は、寄り添うという学びをさせていただく時。
これは、今の仕事の面でも
たくさん経験させて貰っている。
こうして伏線はたくさん用意されているのですね。

高校時代
たくさんのことを経験させてくださり
見させて頂き
感じさせて頂き
本当にありがとうございました。

あの時のわたしがいるから
今のわたしがいます。
過去があるから今がある。
だから、間違ったことをしていたけれど
それが全て悪だとは思いません。

必要な経験だったのだ、と思います。

そして、こうして今また同じ経験をさせてもらえるチャンスを頂き
成長の機会をいただけることが
本当にありがたいです。

ようやく、音楽を心から楽しめるときが
きたように感じています。

これからは
音を通して皆に喜んで頂けることに重きを置いて
音を奏でてゆきたいと思います。

過去のわたし、ありがとう。
現在のわたし、ありがとう。
どんな自分も、わたしです。

わたしが、わたしらしくあるために。

感謝感謝感謝◎
ありがとうございます。

2023年6月21日 夏至 お岩木かや

みなみなうれしうれしたのしたのし
かわるかわるありがたいありがたい
すばらしいみらいがあらわれてくる

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