Oito Cozy Music - December
ご挨拶&Cozyについて
Oito Brand DirectorのAyaです。
11月11日にブランドのローンチとなり、多くの皆様にウェブサイトにお越しいただきありがとうございました。Oitoでは忙しい毎日を心地よく過ごしていただくための商品を開発・販売していますが、NoteではOitoの商品開発やブランド開発の裏側だけでなく、日々心地よくCozy(コージー)に過ごしていただくためのTIPSもご紹介しています。
Oitoのブランド・キーワード「心地よさ」を英訳すると【Cozy】と【Comfortable】の二つの単語が出てきます。私にとって、Cozyには心地よさに加えて温もりを感じ、Comfortableはもう少し機能的な快適さを感じます。私にとってのOitoの心地よさは【Cozy】の方がしっくりくるのです。
今日はOitoがおすすめする季節ごとのCozy(コージー)な音楽プレイリストの12月版をご紹介。題して”Oito Cozy Music - Decmeber”。12月、空が高く空気が澄んでいて雪の静けさの中をカフェラテ片手にお散歩に出かけたくなるような7曲を集めました。
Oito Cozy Musicと楽曲選定のルール
Oitoのブランドの目指す「忙しい毎日が心地よくなる」ことと、女性の靴を開発しているからこそ「歩きたくなる曲」ということをテーマに、毎月プレイリストをブランドディレクターの私が趣味の延長で制作しています。「①歩くテンポのANDANTE」「②季節性を大切に」「③作業で聞くと生産性を上げてくれる」「④背中を押してくれるような温かくポイティブな曲」であるというルールを定めて楽しんでピックアップしています。
①歩きたくなるテンポ「ANDANTE」
ANDATEとはクラシック音楽に使わわれるテンポ表現の一つで、訳すと「歩くように」という速度表示。BPM(Beats Per Minute、一分あたりのビート数)で表現すると76 bpmから105 bpmの間くらい。ゆったり歩く(76 bpm)スピードから、少し早足で歩く(105 bpm)スピードを楽曲を通じて感じていただけたら幸いです。
②季節性(その月)の空気感にあうこと
Oitoの商品は夏向けのWashi Flatや秋冬向けのHidamari Seriesなど、季節を心地よく過ごしていただくための商品をご案内しています。懐石料理、茶道、季語…など日本人の美意識である"わびさび"と季節の移ろいとは密接な関係にあり、「季節ごとに心地よく過ごす」ための知恵が昔からたくさんありました。
「和の素材やコンセプト」「日本のつくり場」にこだわるOitoならでは、音楽は世界中から厳選しつつも、この月の季節と自然からインスパイアされた音楽に癒されてください。
③25分を区切りにすることで生産性アップ!
デザイナーなど、クリエイティブな職業につくから支持される生産性を上げる時間術、「ポモドーロ・テクニック」をご存知でしょうか?詳細はNEWS記事のこちらから。そのポモドーロ時間(25分)にあわせて、Oitoのプレイリストは25分ほどでプレイリストが終わるように設計されているので、お仕事中や作業中に心地よい音楽を聴きながら、生産性をあげて作業いただくのにもおすすめです!
④Oitoらしく、ポジティブな歌詞と曲調
じっくり聴くというよりも散歩がてら、家事をしながら、仕事や作業をしながら「ながら聞き」できちゃう曲調を選定。また「男女の惚れた腫れた」といったシリアスな楽曲よりも、ゆるさがあったり、ポジティブさのある楽曲を選んでいます。大変な日でも「まいっか」と明日を前向きに迎えることができたり、背中をちょっと押してくれたり…と、Oitoの靴の包容力を体現したような楽曲を取り揃えました。
12月のテーマ:師走をここちよく
年末のワクワクするイベントごとに向かう前の、足早に歩きたくなる気持ち。「また一年が終わってしまう」と時が過ぎゆくことへの切なさと新しい年への期待。大人になればなるほどなぜか12月って楽しくも切なく感じるのは私だけでしょうか。
だからこそ12月のセレクトは「少ししんみりするもの」から「イベントごとのワクワク感」「新しい時間への期待感」とジャンルも雰囲気も、バラエティに富んだ選曲となりました。
楽曲リスト(Spotify Playlist)
楽曲のご紹介
There will never be another you - Chet Baker / 85 bpm
Prince of Cool (クールジャズの王子様)のニックネームで知られる、アメリカのトランペット奏者・ボーカリストのChet Baker。Jazz好きの方には言わずとも知れた方ですが、複雑なBebopスタイルとは対照的にリラックスしたテンポと軽やかなチューンが特徴的。歌詞も「これからも、季節は幾度も廻り、たくさんの曲を歌い、様々な夢を見るだろうけど、どれも一緒ではない。あなたは世界に一人だけだから…」と、恋焦がれる気持ちをあえて、さらっと歌い上げています。暖炉がぱちぱちしている中で聞きたい。
Lost - Blake Rose / 95 bpm
過去への後悔を引きずる男性が、思いの丈をぶつけるために今からあなたのもとへ行くよ…とその道中の情景と心情を歌う、動きのあるダイナミックな一曲。疾走感のあるビートが、雪の街中を風を切って闊歩しているときに聞くと心地よい。
Next Best Thing - Floor cry, Vansire / 114 bpm
「あなたの歩いている姿が好きだから、きっとずっと立ち止まらないで」と女性が歌うのに、男性は「外をじっと見つめ思索にふけっていた。気づいたら落葉が落ちて、秋を湿らす雪が降ってしまっていた」とすれ違う二人の気持ちを男女ボーカルが交互に歌うことで表現しています。歩く、雪といったキーワードが、Oito×Decemberらしく好きな一曲です。
Clarence Difference - Baths / 115 bpm
元々は海外のコーヒー屋さんのコーヒー・サブスクについてきたCDに入っていた一曲だそう。そんなセレンディピティ(偶然の出会い)が起こるのも、デジタルの時代のすごいところですよね。
ピアノとハイハット、歌詞のないボーカルが優しく調和し、北欧やしんしんと降る雪をイメージさせます。
Curls - Bibio / 82 bpm
優しいボーカルと詩的な歌詞がとにかく印象的なBibio。情景的な歌詞には「彼女の髪の毛のカールが深い夜の湿気で強まり、その香りは生きた写真のように目の前に蘇る」「彼女のウールのコートが黄色いナトリウムランプに照らされて、夜の記憶のように空気が記録される」と、とにかく鮮やかで美しい。
野鳥の声がサンプリングされていて、朝の静かな雪の森をゆっくりと歩いているような感覚になります。
Spirit - Cleo Sol / 85 bpm
7曲目と最後まで、順番に迷った一曲。「失うことを恐れて、新しい変化を恐れないで」「何かを追いかけて傷ついてきたけれど、魂は深い愛によって救われる」と…年末にしんみり聞きたい一曲。Cleo Solの女性らしく母性的な声と、70'sのソウル×ゴスペルの歌詞と曲調が、昨日の後悔を包み込み、明日への希望へと変えていきます。
Warm on a cold night - HONNE / 83 bpm
「本音と建前」の本音(HONNE)をとってバンド名にした、ロンドン出身のエレクトロ・ポップ・デュオ。日本を舞台にMVを撮影した楽曲なんかもありますが、この楽曲は「Warm on a cold night(寒い夜を暖かくしてくれるのはあなた)」とOitoのHidamari Thermo Seriesにぴったりな一曲(と私が勝手に思っている)。スローなテンポでイントロが流れ、深夜ラジオのDJトミーが3:17AMの時を告げた後、「今あなたのそばに恋人がいなければ、目をつぶって聞いてみて」とアナウンスする優しさと切なさ、その後とびきり甘い歌詞をAndyが歌い上げるコントラストが好きです。
以上、簡単ではありますが、私的な感覚満載の楽曲紹介ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
いかがでしたでしょうか?
秒針(60bmp)よりも少しだけ早く刻まれるビート(76-105bpm)に気づかされるのは、年末を前には一刻も無駄にできないこと。一瞬一瞬を大切にと心がけ、今年の出来事や出会いに感謝しながら最後の瞬間に向かって皆さんラストダッシュされていることと思います。
私たちも20日のブーツの発売や来年の企画に、忙しいながらも楽しく取り組んでいます。皆さんにOitoに出会っていただいたご縁に感謝しつつ、来年はさらに多くの出会いがありそうで、今からワクワク・ドキドキしています。
来年もOitoおよびチームOitoをよろしくお願いします!
With Love - Oito
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