久しぶりにIrish Englishを話したい
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英語は世界各地で母語として話されていますが、1990年代までの日本の教育現場では主に英国式の英語発音や用法が重んじられていました。当時、英英辞典はOxford University PressやLongmanといった英国系の出版社が出しているものが主流であったこと、大学で英文学を学んだ教員が多かったこと、日本人にとって英国式英語の方が聞き取りやすいと思われたこと、などが要因として挙げられます。
しかしながら、2000年代に入るとインターネットの普及も相まって、アメリカのテレビ番組やドラマに触れる機会が多くなりました。また、アメリカ英語を重視する英英辞典も本屋に並ぶようになり、今ではアメリカ英語の方が主流になりつつあるように感じます。
私がその変化を如実に感じるのはduringの発音です。私が中学生の頃は「デューリング」という発音で教えられましたが、今では「デュアリング」の方が圧倒的に多いようです。
また、libraryも英国式だと「ライブリー」ですが、米国式だと「ライブレアリー」になります。
私はアイルランドに1ヶ月ほど滞在したことがあります。
アイルランド英語もけっこう癖があります。分かりやすいのが/ʌ/(強く発音するア)で、busを発音するとき、アイルランド人は口をすぼめるので、ボゥスのように聞こえます。また、likeの発音はロイクになることが多いです。全般的に口はすぼみ気味で、口の中でモゴモゴ言っているような感じです。
語尾のerをアメリカ人のように強調し、さらに/ʌ/(強いア)の発音がこもった「ゥ」で話す人を見かけたら、私はアイルランド人ではないかと疑うようにしています。
ちなみに、私が滞在していたのは、首都Dublin郊外にあるDun Laoghaire という港町で、日本語ではダンレアリーといいます。しかしながら実際には「ドゥン・レアリ」と発音すると現地の人っぽく聞こえると思います。
アイルランド英語に関心がある方は、こちらのYouTube動画や
こちらのYouTube動画が参考になると思います。
アイルランドではさまざまなことを学びました。彼らの食文化などについては、また別の機会にお話ししようと思います。
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