大分で肺癌診療 セカンドオピニオン・個別相談

ブログ「大分で肺癌診療」(https://oitahaiganpractice.hatenablog.com/)ではセカンドオピニオン・個別相談を承っています。ご希望の方は、上記ブログの「個別相談申し込みへ」からご連絡ください。ここでは、過去の相談内容を紹介します。

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最近の記事

#005 EGFRチロシンキナーゼ阻害薬が効かなくなってから、その後をどうつないでいくか

 肺がん患者さんの個別相談において、圧倒的多数を占めるのがEGFR遺伝子変異陽性の進行・再発非小細胞肺がんです。  正直なところ、ここまで相談が偏るとは思っていませんでした。  EGFR遺伝子変異をはじめとするドライバー遺伝子変異陽性肺がんでは、分子標的薬の有効性が確立していて、治療選択に悩むことはないだろうと。  しかし、分子標的薬の効果が落ちてくると、みなさん一様に悩まれます。  続けられる限り分子標的薬に縋るのか。  思い切って化学療法や免疫チェックポイント阻

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    • #004 新型コロナウイルス感染症パンデミック社会における肺がん患者・家族といかに寄り添うか・・・EGFR遺伝子変異陽性進行肺腺がんの1例から

       新型コロナウイルス感染症の世界的流行は、がん診療にも様々な課題をもたらしています。  病気の治療をするためにやってきた医療機関で、新たな病気を持ち帰ってしまうかもしれないというジレンマ。  病の床に臥す家族を励ますために、一刻も早く帰郷したいのに、そのことによって郷里に新型コロナウイルスを持ち込んでしまうかもしれないと悩む家族。  本当は家族に寄り添ってほしいのに、入院中の患者さんを院内感染から守るために面会制限を行わざるを得ない病院側の苦悩。  結果として、孤独に闘い続け

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      • #003:ROS1陽性子宮頸部原発混合型小細胞がん 熱意こそが道を拓く

         はじめにお断りしておきます。  今回ご紹介する個別相談の内容は、肺がんの患者さんのお話ではありません。  子宮頸部原発の混合型小細胞がん、特殊なドライバー遺伝子変異陽性で、分子標的薬を使用することにより一時期はかなりいい状態まで回復された患者さんです。  ご主人からのご相談でした。  非常に稀な(とはいってもそれは我々医療者にとっての印象であり、患者さんとご家族にとっては稀かどうかなんて関係ありません)ご病状で、本人も家族も担当医もおそらく暗中模索を続けている中で、

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        • #002:EGFR Exon20挿入変異陽性の進行肺腺がん 間に合わなかったセカンドオピニオン

           セカンドオピニオン・個別相談を受ける手続きを「進めて頂いていた」患者さんです。  残念ながら、正式なご依頼を受ける前に、患者さんが急変し、そのまま帰らぬ人となってしまいました。  セカンドオピニオン・個別相談は、依頼を受けるにあたり、できる限り患者さんの病状を正確に捉えるよう配慮しています。  そのため、患者さん・ご家族にとっては、依頼用紙の設問を埋めるのがかなりの負担となるようです。  また、個人情報保護のため、依頼用紙提出・回答の往復は郵送を原則としていますので、そこで

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          #001:進展型肺小細胞がん  抗がん薬治療から緩和医療への橋渡し

           個別相談を受け付けた患者さんのご家族から、情報公開の許諾を頂きました。  患者さんは既に他界されています。  百箇日の法要を終えられたのち、ご家族からとても格調の高い御礼状を頂きました。一部改変して抜粋します。  「父は生涯現役で働き、生きている間は人の役に立ちたいという信条でした。今回の父の経験、私たちが先生にお聞きしたことが、誰かのためになるのであれば、同じ病気で苦しむ患者さん、ご家族のお役に立つのであれば、きっと父も喜ぶことと思います。」  「大分での肺がん診療」ブロ

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          #001:進展型肺小細胞がん  抗がん薬治療から緩和医療への橋渡し

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