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テクノロジーの進化で”食”が全く新しい体験になるかもしれない…。僕らは、その挑戦権をやっと手にした。

「健康的で、美味しい食生活を送りたいんですが、どういったメニューがいいですかね?」

こんな相談をしたことって、ありませんか?

健康的な暮らしに関心を持つ方であれば、一度は誰かに相談した経験があるのではないでしょうか。

実は、この相談に答えるのってすごく難しい…!

なぜなら、人によって健康や美味しいの定義が変わるからです。年齢・性別であったり、体質・体調・味覚によって大きく委ねられます。

さらに言うなら、忙しい日々の中で効率よく料理を仕上げたい人もいれば、子供と一緒に手間暇かけて料理を楽しみたいといった人もいたりと、前提条件もバラバラ。

健康的で美味しい食事とは千差万別で、その人にはその人にあった、その家庭にはその家庭にあった食卓が存在するわけですね。

でも、ITテクノロジーの進化によって、そんな個別の”食”事情に寄り添えるサービスが実現できるかもしれない。

そこに挑戦しようとしているのが、もうすぐ創業20年を迎えようとしているOisix ra daichi(オイシックス・ラ・大地)のメンバー達です。

Oisixの創業メンバーでもあり、取締役の堤さんは、こう言います。

「1990年代後半にアメリカで、生れたばかりのAmazonが、それまでの買い物とは全く異なる体験を提供していくのを目の当たりにして衝撃を受けました。僕らも、こういったことをやりたい…。

そこで選んだのは”食”。1日3食、年間で1000回以上必ず接する”食”のシーンをインターネットやテクノロジーの力を使って、全く新しいものに変えていきたい

Oisixを創業してもうすぐ20年目ですが、やっとそのスタートラインに立てた気がします。」

これからOisix ra daichiは、食のシーンに何を起こそうとしているのか…!?

それを聞くために堤さんと、中途入社2年目で人材企画室人材スカウトセクションマネージャーの三浦さん、新卒入社2年目でOisixEC事業本部CX室企画セクションの阿部さんに、Oisix ra daichi 公式note編集員の井手が話を聞いてきました。

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モノを届けるというより、体験を届けている。

井手: 皆さんにとって、Oisix ra daichiって、どういう会社だと思われていますか?

阿部さん:私は入社2年目ですが、友達からも「Oisix ra daichiって、何をやってる会社なの?」とよく聞かれます。

入社する前は、食品宅配の会社だと答えてましたが、現在は食べものを届けるだけでなく、”食生活”を届ける会社と説明するようになりました。

私が所属するOisixでは、誰のどんな課題を解決するためのサービスなのかということを、みんなすごく意識しているんですよね。

働くお母さんだったら、こういうものがあれば、きっと料理が楽になるとか、楽しくなるとか。

モノを届けるというより、モノも含めたサービスを届けているという感覚が働く中で強くなりました。

三浦さん:僕は転職してきたんですが、前職がネットを軸とした体験を提供するサービスを扱っている会社だったので、お客さまにリアルなモノが届くことがまず新鮮でした。

それまでの会社でも、いわゆるユーザーエクスペリエンスを高めていくということを意識はしていたんですが、あくまでそれはネット上の体験だったんですよね。

でも、Oisix ra daichiでは、ネットを超えて、モノが届いた後の体験も重視している

「届いた食べ物をどう料理すると美味しいのか?」

「どういう風にテーブルに並べると食卓が楽しくなるのか?」

「どんなものがあると子供も一緒に料理を楽しめるのか?」

そんな風に家の中で起こる体験まで想像してサービスを設計しているのは、すごいと思いました。

今でも社長の宏平さんがお客さまのご自宅に定期的に訪問している。お客さまの体験に入り込んでいこうというのが、会社の文化として強いと感じています。

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なぜ、”食”をテーマに選んだのか?

井手: 創業メンバーでもある堤さんは、いかがでしょうか?

堤さん:僕はやっとスタートラインに立てたという感覚が強いです。

実は、はじめから野菜の宅配業をやりたかったわけでは全然ないんですよ。

98年くらいにアメリカのAmazonで買い物をしたら、普通の買い物体験と全然違っていて衝撃を受けたんです。個々人にパーソナライズされた情報が、当時のAmazonでもすごくて、「これは買い物を変えるな…」と思ったんです。

僕らもAmazonのように、インターネットやテクノロジーの力を使って、買い物体験を新しいものに変えてみたい…。

そこで何の買い物体験を変えるのが良いかと考えた末、辿り着いたのが”食”だったんです。

365日、一日3食、年間で一人当たり約1000回食べるわけですよね。でも、人によって好きなものも違えば、当然、必要な栄養素も違う。

何を買うべきかという判断が、個々人が持っている情報や経験に依存しているし、実際は多くの人は、自分が何を買うべきなのかもよくわからない状態。

ここに大きな可能性があると思い、”食”を選んだんです。

でも、最初の数年間は注文もなかなか入らないし、冷蔵で送ると送料は高いし、卵を送るといっぱい割れているし、「書籍や服と違って、なんて難しい商材を扱っているんだ…」と思いました(笑)

それが、今なら生鮮食品をお客さまに送るオペレーションもきちんと整ってきたし、生産者の方々とのパートナーシップも充実したものになってきた。

ようやく自分たちが挑戦したい”食”の体験を変えることに取り組めるフェーズに立ったと感じています。

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テクノロジーの進化と自分たちの資産を掛けあわせる。

井手: これから、Oisix ra daichiでは、具体的にどんな体験を提供していきたいと思われているんでしょうか?

堤さん:そうですね。よく社長の高島が例えとして用いているんですが、ドライブってカーナビが誕生したことによって大きく変わったじゃないですか?

それまでは地図を見るのが苦手な人もいたりして、運転するというのが結構大変だった。でも、カーナビが誕生し進化していくことで、目的地まで簡単にドライブができるし、様々なドライブの楽しみ方が増えた。

こういったことを”食”のシーンでも起こしていきたいんです。

例えば、Oisixのお客さまには「子供や旦那さんに、毎日美味しいご飯を食べさせたい」と思っているお母さんが多いんですが、お話を聞いていると、「毎日のレパートリーを考えるのが大変…」という方が結構多いんです。それが苦痛という方もいらっしゃいます。

でも、Oisixのミールキットを利用いただくことで、レシピを考えるのが苦手というお母さんたちが、毎日楽しく料理ができるようになる。

そして、それがお客さま一人ひとりや、そのご家庭ごとにパーソナライズされたものになっていくと、これまでのスーパーで食品を自分で選んで買い物している状態と比べて、全く新しい体験になっていくと思うんですよ。

更にいうと、このパーソナライズというのも、テクノロジーの進化によって、どんどん可能性が広がっている。

今だと、血を少し採って自分の身体の様々なデータを測定することができたり、Apple WatchやFitbitのようなデバイスに、健康に関するデータを簡単に蓄積できたりしますよね。

例えば、そういったデータとかけわせて、その人の健康状態に合わせた食生活の提案ができるようになるかもしれない。パーソナルトレーナーや健康診断を受けなくても、僕らのサービスを使っていれば大丈夫といったような。

そういう風に、テクノロジーの進化と自分たちが持っている資産を組み合わせて、新しい体験をつくっていきたいと考えています。

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「あっ、わかってんじゃん!」という心地良さを届ける。

井手: ヘルスケアと”食”を掛けあわせるのは、とても興味深いですね!阿部さんと、三浦さんは、今の話をどのように感じられましたか?

阿部さん:「お客さまが欲しいと思える商品に、どうやって出会っていただくか?」を日々考えているのですが、ヘルスケアの文脈では考えていなかったので、すごく新鮮でした。

堤さん:こういった話は別に隠している訳ではないんだけど、明後日すぎて、あまり社内ではしてないかもしれません(笑)

阿部さん:Oisixのサービスモデルは、お客様のカート内に、商品を事前にセットしています。それに対してお客さまは、「旬なものが入っていてうれしい」とか「Oisixがオススメ品を提案してくれている」と、すごく期待感を持っていただいているんです。

ですが一方で、「毎回同じ商品もあるので、目新しいものに出会いたい」「もうちょっと、私に適したものが欲しい」「私は納豆がアレルギーなので、これはちょっと…」といった要望をいただくこともあったりするんです。

そういう声にもっと応えられるようになりたいと思っていたので、パーソナライズを進化させて、お客さまの食体験を変えていくのは、やっていきたいですね。

堤さん:お客さまがカートの中身を見たときに、「あっ、わかってんじゃん!」という心地良さをもっと感じてもらえるようにしていけると良いですよね。

三浦さん:こういう風にサービスを進化させていくのは、すごく良いですね。

自動的に機械にレコメンドされると人は考えなくなるとか、よく言われるじゃないですか。

でも、僕はそんなことはないと思っていて、予期せぬ提案をされることで、「実は自分はこういうのが向いてるのかも」とか、「次はもっと、こんなこともしてみよう!」といった発見があって、その人の食卓や料理体験が豊かになっていくと思うんです。

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サッカーチームのように、自分の役割を超えて。

井手: 最後に、これからOisix ra daichiが、いよいよ”食”のシーンを変えていくために何が必要だと思われますか?

堤さん:一番大切なのは、全員が”食”のシーンを変えていく当事者としての意識を、社員一人ひとりが強く持つことだと思っています。

Oisix ra daichiになり、社員数が数年前の3倍以上になりました。

大企業病って、大きな組織になることによって、一人が頑張ろうが頑張らなかろうが、インパクトとしてわかりにくくなるが故に、受け身の仕事をする人が増えてしまうことだと思うんです。

そういう環境の中でも、当事者意識やリーダーシップを個々人のメンバーが持てる環境を僕らは作っていかないといけないし、そのために色んなアクションを起こして行きたいと思っています。

「勝手にどんどんやれ!」と社長の高島自らもすごく言っていて、最近では、家庭からでる食料廃棄を楽しく解消する「クリエイティブクッキングバトル」という大会に勝手にエントリーして、勝手に優勝してきたチームがいたりします。勝手に本をだすエンジニアもいたり(笑)

堤さん:「負けたらどうするんだ…」とか、会社のガバナンス的な観点で「そういうのはNG」とか言い出すと、会社としてつまらなくなってしまうと思うんですね。

例えば、10年後とかに、自分の子供に「お前の小さい頃は、普通にみんなスーパーで買い物をしていたけど、今そうじゃないのは、父ちゃんが作ったんだぞ」っていう胸を張って言いたい。

Oisix ra daichiの約700人や、グループ全体の約1500人の社員の一人ひとりが、「新しい”何か”をつくるんだ」という想いを持って仕事をした方が楽しいに決まっています。

そういう風土を持った会社であり続ける状態を作ることを、特に意識しています。

三浦さん:そうですね。「サッカーチームのように」という行動規範がOisix ra daichiにありますが、各自が自分の役割を超えて、新しいチャレンジだったり、自分が良いと思うことに対してアクションを起こしていくのが大事だと思っています。

エンジニアでも企画をやるし、デザイナーでも売り場にたつ。生産者さんとも向き合う。

そういった機会は会社としてベースとして持っているし、そういう動きから新しいサービスや事例がバンバン生まれる会社にしていきたいです。

阿部さん:私の部署の上司も十分若いと思うんですが、その若い上司からも若手がもっとOisix ra daichiを引っ張って欲しいと言われています(笑)

今2年目になって、自分が良いと思えることには、がむしゃらにチャレンジしていきたいです。

あとは、自分が良いと思う体験にどんどん触れて、それを自分たちのサービスにどう活かせるかか、どうアレンジできるかを考えながら常に自分の中のストックを増やしていきたいと思います。

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以上、Oisix ra daichiの堤さん、三浦さん、阿部さんのインタビューをお届けしました。

一人ひとり、一つひとつの家庭に寄り添った”新しい食”を届ける挑戦に、いよいよ踏み出すOisix ra daichi。

ヘルスケアなど様々な分野との組み合わせにより、全く新しい”食”の体験が生み出される予感を感じました。

これからもOisix ra daichi 公式noteでは、これからオイラ大地がどんな体験をつくろうとしているのかを様々な社員から聞いていきたいと思います。お楽しみに!


Text & Photo:井手桂司

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Oisix ra daichiでは、一緒に新しい食体験を創っていく仲間を募集しています!

論理的思考で物事をとらえ、お客様のための課題解決に執念を持って結果にコミットする。泥臭いことはもちろん、前例がないことに積極的にチャレンジする。Oisix ra daichiはそんな風土のある会社です。

自分のことより世のため、人のため。サプライズはされるよりもする方が好き。仕事も遊びも全力!そんなメンバーが、日々つら楽しい難しい問題に直面しながら、前向きに、夢中に、がむしゃらに働いています。

そんなチームの仲間を、今日も募集しています!

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