居ていい
自分の中のいろんなものを見て
嫌だなあと思うけど
でもあんまりそれはいろんなものじゃなくて
考えてみたらいつもそれで悩んでいたような
いつものこと
いつものことで悩んだり嫌な気持ちになったりして 嫌だ 嫌だなあ
やることあるけど嫌だなあ
ああ絵を描いてても、僕を知ってる人の顔を思い出すから嫌だ 部屋で知らない人の知らない情報を目に入れていれば 僕を知ってる人の顔を思い出さずに済むんだな
僕という自己イメージが
僕の中の他者イメージに左右される
いつものこと
昨日まで無色透明だった僕の中の他者が
今朝起きてみると僕のことを嫌いになっていて
そんなものに構っててもしょうがないのに
執着してしまってな
あとから意味を付け足したり言い訳がましく言葉にしたり 状況を都合よく見たり 自己嫌悪したりして 許されようとしている
そもそも他者には
許さないなんて言われてないのに
勝手に、それはもう勝手に僕の中では
他者が僕を許さないミュージカルが
開幕していて 勝手なことだ
幕間にロビーに出てトイレに並ぼう
お茶を飲みたい 飴を舐めたい
でもね思ったの 僕が固執してるの
他者は思ったよりそんなことはどーでもいい
私を許すか許さないか?どうでもいいんだよ
そんなこと そんな気にしてないねん
みんな忙しいし ずっと考えてるわけない
僕がミュージカル見てる間 みんなはそれぞれの社会で生きてるよ
じゃあなにが問題なのか?
僕が僕を許せてないよ結局は
他者の面を被った僕がいて
それが僕をなじる
許さないよ 許してよ
許さないよ 許してよ
の一人芝居だよ アホか
アホです
もういいよ 自分に許されなくてもいいよ
許されない自分がいてもいい
わけわかんない 制御不能なところから
世界をぶち壊して悲しさだけ残していく
そんな意味わからん おって何になるか
わからんよーなやつも 自分なんだよな
だからいいよ しょうがないよ
ここにいていいよ
考えてもわからないし
一回置いとこう
おやすみ