死にたいからかもしれない。
「高強度レッスンの何が楽しいの?」
と問われることはあんまりないんだけど、もし聞かれたらこう答えると思う。
「死にたいからかもしれない。」
いつだか何だかの小説を読んだとき、
”戦火から命懸けで逃げて安全な場所まで着き、全裸で川の水浴びをしているとき、全力で生を感じた”
という一節があって。異常に共感したのだ。
だからタイトルも作者名も覚えてないけど、このシーンだけは鮮明に覚えている。
”整う”という言葉がある。
サウナを趣味とする人達から派生した言葉。あつあつのサウナに入り、水風呂を浴び、身体を外気にさらす。デトックス効果とは違った感覚らしい。長風呂すら出来ない私には分からないけど。
どこかの誰かが、”あれは気絶寸前になって生き返ってるだけ”と言っていた。
なるほど、死から生き返る感覚に快感を覚えるのか。
ほうほう。
わたしは基本、希死念慮に苛まれている人間である。
あーーー気楽に死ねないかなぁ、でもなぁ、結婚もしたし、子どもも作るんだろうし、推し活も楽しいし、学生時代に比べて友だちも増えたしなぁ。まだもうちょい生きてたいかなぁ。
くらいのゆっるい気持ちで日々を生きているのだ。
ゆっっるいとはいえ、
どーーーしようもなく死にたくなる時がある。
きっかけ?そんなん分かったらこんなに悩み続けながら生きてない。何となくだよ。なんなら毎日だよ。皆そんなもんでしょ、死ぬ理由がないから生きてるんでしょ、なんて思っていたら病名がついちまった。
そんな感じです。
なんてワガママなことか、ジワジワと死ぬのは嫌で。
スパッと死ねるのがいちばん良い。
高強度レッスンでもそう思う。
BSBi House 1はサクッと心臓を刺してくれる。BSBi House 2は真綿で首を絞めるように絶命を待たれる。
圧倒的にBi1が好きだ。
BB3 Rock 2・BB2 House 5なんてメッタ刺しだ。BB3 Rock 1・BB2 House 1はジワジワと肉を削がれていく。
圧倒的にBB3 Rock 2・BB2 House 5が好きだ。
※個人の好みです。と書いておかないと怒られそう
最近”死返り”という言葉を知った。
一度死んでから、アドレナリンの力で生き返るのだ。まさに高強度レッスンを漕いでいる時の自分すぎて、感動した。
1度どこかで、ちゃんと疲れておかないとアドレナリン不足で不完全燃焼になってしまうのだ。だから中途半端に手を抜くと余計に疲れて終わってしまう。手を抜くなら全力で(?)。
この言葉を教えてくれた人に感謝したものだ。
何を言いたかったのか忘れそう。
そうそう、高強度レッスンへ挑戦し続けるのはなんでかって話だった。
「常に感じている死にたいという気持ちを、”生きている”というパワーに変えるために、死の疑似体験をしに行っている」
長々書いておいてすっきり収まっちゃった。
つまりは生きるために一生懸命です、という話で終わっちゃいそうですね。事実だからまあ文句言われることもないでしょう。
今夜はなんのレッスンを取ろうかなぁ。
そんな前向きな気持ちで生きてゆけている今が、
何だかんだでいちばん幸せな気がする。