上海コナンカフェに行くためにした準備
トランジットビザ免除を利用して上海コナンカフェに行ってきたのでそのために準備したモノ・コトのメモと実際行ってみての感想を残しておきます。誰かの参考になれば。2024年10月の話です。
中国語はDuolingoをちょっとやっただけの雑魚雑魚レベル・海外旅行経験は台湾のみのよちよち初心者です。
準備編
トランジットビザ免除での入国までの流れの確認
2024年10月現在、日本のパスポート所持者は普通の日本→中国→日本の旅行をする場合はビザが必要となっている。そしてその申請はまあまあに面倒らしい。
が、その抜け道みたいな144/72時間と24時間トランジットビザ免除の制度があるということで、今回の上海観光にはこれを利用。
中国東方航空から格安航空券が出てたタイミングだったので成田✈上海✈シンガポールの往復航空券を、日中に可能な限り長時間トランジットの時間取れるようなフライトの組み合わせで探して購入した。
トランジットビザ免除での入国までの流れについては、幸いなことに色んなブログやSNSで紹介してくれている方がいるので目を皿にして読み込んで予習しておく。ついでに実際に上海に寄り道するのは復路での予定なので往路のトランジットの際に可能な範囲で見て回って予習と実際の様子を紐付けておく予定。
🙏参考にしたwebサイト・ブログ等
https://japanese.shanghai.gov.cn/ja-VisaFreeTransit/index.html
https://ameblo.jp/akb48teamsh/entry-12835696115.html
https://zukkytaiwan.com/china-transit/
https://note.com/rkx_x/n/n785ade68a50b
eSIM
シンガポールと中国両方で使えるやつ…を探すつもりだったけどKlookのキャンペーンでシンガポールのeSIMが無料で手に入ったので中国単品のeSIMを購入。一応VPNなしでも西側世界のWEBにアクセスできるらしい。
📱使用したeSIM→ https://s.klook.com/c/ZyzNLd4BwP
高徳地图
中国国内では基本的にGoogleにアクセスできない=私の一人旅の生命線のグーグルマップも使えない、ということで中国国内用の地図アプリを入れて目的地とそこまでのルート、周辺の地図を確認しておく。
検索すると主に使われている地図として百度地図(baidu)も挙がってたけど未ログイン状態だと地図上のスポットをお気に入り登録して保存できない様子(中国国外からのアカウント作成も難易度高そう)だったのでこちらを採用。
グーグルマップで見るとスカスカなエリアにもびっしり記載されてて密度が違う。使い方はそんなに難しくないけど情報量がだいぶ多い。
Alipay(支付宝)
キャッシュレス社会と名高い中国では支払いはほぼキャッシュレス…ということで導入。他の有名どころにWeChatPayとかUnionPayとかがある。
電話番号認証が必要(日本の番号でOK)なので出発前に設定してカードの紐付けをしておいた。
これで地下鉄とかも乗れるらしいのでTransportから設定しておく。こっちはパスポートも必要。デフォルトだと左上の地域設定が東京になってて設定できなかったけど上海に変えたらいけた。
言語設定は中国語か英語しか選べないけどそんなに難しいことはいわれないのでまあなんとかなる感じ。
あと小規模なお店とかではカードからAlipayを通して直に支払いができないこともあるみたいなので、TourCard(アプリ内のプリペイドカード的なやつ)の設定もした。お昼はコナンカフェに行くつもりだけど現地の朝ごはんを食べたい。
weibo(微博)
中国のSNSアプリ。情報収集用。
行こうとするにあたって当初は上海でコナンカフェ(とコナン展)が開催されているらしいというふわっとした情報しか把握しておらず、インターネット上を右往左往色々と検索して回って辿り着いた。
どうもイベント毎に特設サイト作って告知してみたいな文化があんまりない(?)みたいでグッズとか映画とかイベントの告知は大体こういう国内用SNSで行われてるっぽい。"名探侦柯南中国官方微博"が微博内での公式アカウントになるっぽい。
ちなみにグッズ紹介でよく書かれてる
『国内商品』→中国国内商品
『海外商品』→基本的に日本で売ってる商品
なので一瞬「ん?」ってなる。
これ日本でも売ってほしいよ〜〜みたいな商品がまあまあある。なんとかなりません?
コナンカフェ自体の詳細な情報は上海と成都のコナンカフェの運営をしているらしい"IPSTAR 潮玩星球"のアカウントで確認できた。幸い自分の行くタイミングではもうフリー入場で予約不要のようなので開催場所と開店時間を確認しておく。
コナン以外にも色んなコラボカフェを開催しているみたいでぱっと確認したい時に目当ての情報が出てくるまで探すのがちょっと大変。
コナン展は行く前に期間が終わってしまうみたいなので諦めた。
実際行ってみて
トランジットビザ免除での入国
予定していた復路トランジットの際の中国入国は無事にできた!
復路での、というのは当日朝ぐらいに往路も待ちが四時間あるし入国出国で一時間ちょっとずつかかるにしてもワンチャン入国して二時間ぐらいは空港ウロウロできるのでは…?と思いつきで行ってみたら乗り継ぎはこっちじゃないよ〜と案内されてしまい入国失敗したっていうやつ。ダダーッと英語で喋られたので前半聞き取れずで、理由は時間なのか目的欄にtransitって書いちゃったせいなのかは正確には不明。空港内見るだけでもsightseeingって書くべきだったかも。
復路では時間もあったし目的欄にもちゃんとsightseeingと書いて特に問題なく入国できた。
往路の時は記入台に置いてあった臨時入境用のカードが見当たらず、持っていた外国人夫婦に聞いたら順番待ち列の入口を管理してるスタッフのところに積んであった。ちなみに置いてあるボールペンはだいたい死んでたので持っていった方がよさそう。
24/144時間ビザ免除入国と通常のビザ有ビザ無入国の入国審査のゲートは特に分けられておらず、外国人は全部一緒くたの列に並ばされて通る窓口で都度対応される感じだった(2024/10/22現在)。
流れとしては、
パスポート・臨時入境用カード・今乗ってきた便のチケットの半券・🇸🇬で通し発券してあった帰国用チケを見せる→シンガポールから来て東京に向かうことを口頭で再度確認される→指紋採取→案内されたカウンターに機械がなかったのか隣のカウンターでビザ免除のシールを発行してもらってパスポートに貼付け→無事入国
だった。早朝着で夕方には出国予定だったので宿泊先等は特に聞かれず。
帰りの出国時は、パスポート・浦東→成田の帰国チケ・臨時入境用カードの下半分・浦東到着便の半券を提示すればOKだった。
eSIM
問題なく使えた!Google他西側のサイトへのアクセスも問題なし。misskey.ioもSwarmもいけた。
往路トランジット待ちの間暇になるかなと思い、有効期間5日間で上限5GBのものを購入して日本出発前にアクティベート→トランジット待ちの間に使用→シンガポール滞在中はオフにしてまた復路上海に到着後オンにして使用…みたいな感じでやったけど特に問題なく使えて快適だった。
メールの使い方説明にアクティベートしたら絶対に消すなよって五回ぐらい書いてあって笑っちゃった。
高徳地图
体調が微妙で(シンガポールで歩きすぎて脚が死んでいた・食べ過ぎで胃も死んでいた)あまり動き回ることができず、そんなに活用はできなかったけど空港までの各交通手段での所要時間をちゃんと出してくれたりして空港に戻るタイミング図るのに助かった。グーグルマップだと2号線(黄緑)が途中で途切れてたりするけどちゃんと全部載ってる。
Alipay(支付宝)
これが無いと無理なレベルで重要だった。お陰で人民元は1元も両替せずに過ごせた。一応最初に空港のカフェで試してみて何か問題があったらその場で両替して行くつもりではいた。
外灘で入ったKFCの店員さんが丁寧にアプリ内ミニアプリでの注文等のやり方を教えてくれてラッキーだった。ありがとうございます。
支払い方は大体三通りで、
・QRコードorバーコードを提示してスキャンしてもらう
・QRコードをカメラにかざす
・アプリ内決済(パスコード必要な場合とそうじゃない場合があった)
前二つはとりあえず支払い画面出しておいたら勝手にスキャンしてくれるか読み取り用カメラ指差してくれるかで日本でのQR決済とほぼ勝手は同じ。アプリ内決済の方も注文から決済まで自分のタイミングで済ませられる感じだったのでとても楽ちんだった。
Transportから設定したQRで無事メトロにも乗車できた。
SuicaやらPasmoでの爆速改札通過と比べると一拍待つ感じではあったけどスムーズに通れた。
TourCardは一度設定したはずが何故か初期化されており、電話番号も無い状態で再設定もできなかったので結局使用せず(胃が死んでて食べ歩きもできなかったので特に問題はなし)。
ちなみに日本国内発行のカードをAlipayに登録した場合は中国本土以外では使用できないらしく、シンガポール滞在中にオレンジジュースの自販機でAlipay使用したら半額!に釣られて使おうとして使用できず焦ったりした。
実際のコナンカフェ訪問とオタク買い物
詳細はもしかしたら旅行記書くかもなのでざっくりと。
上海のコナンカフェは新世界城というデパートとショッピングモールの中間?みたいな施設で開催されていた。最寄り駅は2号線(黄緑)の人民広場駅。空港から一本で行ける。開催期間も終わりかけの平日の開店後すぐに行ったからか店内はガラガラですぐ案内してもらえた。
店内は物販と飲食が分かれていて、自分の行った期間は食事なしで買い物だけでもOKのようだった。
飲食は各席にQRコードのポップが置いてあるのでAlipay内のScanで読み取ってミニアプリで注文するスタイル。会計もアプリ内で注文と同時に済む。自分の行った時はわ…ァ…ってちいかわになってたら英語と日本語ができる店員さんを呼んでくれて説明してくれた。本当にありがとうございます。
今回行ったオタクショップは新世界城と百聯ZX。駅的には隣同士なので元気なら歩けなくもないとは思うけど電車代安いし脚が死んでたので大人しくメトロで移動した。
新世界城の方はコナンカフェもやってるフロア全体がオタク向けショップで埋まってるみたいな感じで、百聯ZXの方はビル丸ごとオタク向けになってる。屋上にはジャックフロストが座ってた。
五階にアニメイトがあることを把握してなくて行きそびれたのだけちょっと無念。
治安とか
上海を歩いたのが本当に南京東路の一部だけでしかも平日の日中だったのでなんとも言えないんだけど、少なくとも歩行者天国になっていたメイン通りに関しては警備員(警察かな?)の人がかなりの数いたので余程のことでもない限りトラブル起こそうって人間は来ないんじゃないかなって印象は受けた。なんなら路端に荷物ほったらかしで写真撮影に熱中してる人とかいて流石に日本人が日本にいる時でももうちょっと警戒はすることない!?って思ったりした。
地下鉄とか空港とかも入るたびに手荷物検査があったりしたけどあれを朝とかのラッシュ時間帯にもちゃんと捌いてるのはわりとすごくない…?
以上、2024年10月にオタクがトランジットビザ免除を利用して上海コナンカフェに行ってみたメモでした。なにか思い出したりしたらまた追記するかもしれません。