自己肯定感の賜物か、目を逸らしているだけなのか
ふとした瞬間に、私はハゲていることを思い出す。そして、普通ではないのだった、と気付く。
それなりに毎日苦悩しているはずで、不便で、気を遣って、ひた隠しに生きているのに、なぜかこと恋愛に関しては"普通の女子"と同じ土俵にいる気でいる。
普通にひとを好きになって、好かれると思っている。
これは、自分が"普通"だと信じ切っている、いわゆる自己肯定感が高い状態なのか、
それとも臭いものに蓋をした状態なのか、
どっちなんだろうなあ。
普通であると信じ切っている状態って果たして自己肯定感が高いと言えるかしら。
自己肯定感の低さが見えますね。
好きな人のことを考えない日がなくて
どうしたって彼と私が交わる世界線の方が異質だったことを思い知る。
彼の好きな人が私になることはなかったんだなあと思うと泣けてくる。
毎朝起きてからスマホの通知を確認する。連絡はない。まだ1週間も経ってない。
泣くことは少なくなったけど、虚無感も、何もしたくない気持ちも、会いたい気持ちも、毎日毎日募っていくよ。
この6日間で、彼は私のことを一度でも思い出したかしら。
次に連絡をとっていいのはいつなのかしら。
好きなのだけど。