【時代と支配】
時代モノの映画の撮影に入っている。
江戸期の奄美は、薩摩の圧政と横暴による
年貢の取り立てにとても苦しめられた。
とくに、稲作や野菜など
「食べていくための農業」は
薩摩の収益のためにプランテーションとして
サトウキビ畑にさせられた。
庶民のひもじい想いとは裏腹に
薩摩藩は肥え、黒砂糖生産は
明治維新の資金源になっていった。
…
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今も奄美は鹿児島県であるが
昨年はその藩士で明治維新の立役者でもある
「西郷どん」のフィーバーで沸いた。
明治維新は、軍需産業や
金融財閥を肥やすための
大戦をひき起こし、
その結果、奄美は敗戦後も
アメリカ支配で本土復帰が遅れた。
内地と比較し、貧しさは今も続く。
…
…だから私は、
薩摩に媚び媚びのスタンスや
NHK大河ブームには
納得いってない(−_−#)
…
…もちろん今も、そのスタンスは続く。
奄美から選挙で選ばれる代議士も、
島民の暮らしや不安を
本当の意味では代弁しておらず、
火山活動が活発化してるのに
原発再稼働しちゃうような
イかれた中央(政府、自民清和会)や
鹿児島・三反園県政に
猫なで声をあげ
ゼネコン工事名目にしか使われないような
島をコンクリート化する予算を取ってきては
ふんぞり返ってる。
このサムライたちに似てる。
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でも人々がそれを
「なかったことのように」
自然が壊されていくさまから
目をそむけるように
自衛 隊のブルーインパルス で
キャーキャーしたり、
基 地誘 致で日の丸振ったり、
土建組合がスポンサーする
「おしごと体験フェア」で喜んだりしてる。
“自然派無添加だいすき、麻の服きてラブ&ピースでワクワクしよう✨”
みたいな人たちでさえ、
その感じの認識だったり沈黙だったりして
自然破壊や平和とはかけ離れてく風景に
疑問の声をあまり聞いたことないから
傍目に正直、なによりへこんでいる。
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時代を思うとき、
わけても悲しいのは、
支配以前の奄美の歴史を示す文献が
すべて薩摩に焼き払われてしまって、
時代考証が不可能に近いこと。
人々の生きた証が失われた。
歴史に想いを馳せる者として
命のリレーの後継者として、心底悔しい。
それでも一部の悲喜こもごもは、
島唄などに形を変えて残っている。
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たかだかADのバイトでも
そうしたことに想いを馳せざるをえなくて、
やっぱこうやって、
なんとなく誘われた雑用係でも
映画に関わったりして
「奄美」とか「古くの人々の生き様」
と向き合ってくのは、
宿命だったのかな…と思ってる。
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だって、広くに伝えていかなきゃね。
これらの庶民が居たこと。
それに、みんなが幸せになる答えが
どこかにきっとあること。
それは「支配」や「沈黙」とは
別のベクトルだってこと。
それが、本当の愛とか平和とか自然につながっているってこと。
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映画「#神の唄」
ロケ、すすんでいます。
丁寧に撮ってます。
本日は雨天のため撮休。