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1回目の読書会を終えて


折り紙のラオフー(老虎)は動いたのか動かなかったのか

一冊の本を共に読むことで生まれる交流を確かに感じられるいい夜でした。
熱心に準備された題材。
各自の主体的な読み。
お互いを尊重し合いながら行われる意見の交換。
そこから生まれる様々な気づき。
正解を求めるのではなく、その文学をより深く読み、味わうための場所が確かに生まれたと思います。
何かの役に立つかって? それはわからない。でもしみじみと楽しい時間であったことは確かです。僕は今もその余韻の中にいます。
そして、その場を持ち続けることが単なる蕩尽でなく、持続可能な仕組みの裏付けを持てるよう、工夫することの必要性を改めて認識。経営といっても良いですね。
本屋をやっていく上で、売れるものを確保する、あるいは売れているものに品ぞろえをシフトするという現状認識・対応型の仕事は大事です。しかし一方で、よく考えてみるとそもそも自分はこういうことがやりたかったんだ、それを形にしてなんとか工夫して採算に乗せるというかたちの仕事も同じくらい大切なのではないかと思います。

参加してみると、もう一度読みたくなるのは確実。
仮にほとんど読めずに参加したとしても、その後とても読みたくなるし、それはなかなか面白い読書体験になると思います。
次回以降も企画中です。ぜひご参加下さい!

週間ベストに入ってしまいました


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