例え何処に行こうとも
ひっそりと名前とアイコンを変えた。
そもそもnoteを始めたのはTwitterと決別するためでもあったはずなのに、同じ名前とアイコンって全然意味ないじゃんということに、遅まきながら気が付いたので、慌てて変えようと思ったものの、なかなか良いものが思いつかず、名前にしてもアイコンにしてもひどく適当になってしまった。
まぁ、ネット上での名前なんてさほどの意味もないので、とりあえずはこのまま。
その数日後、同じく改名を宣言したグループがいる。
いわずと知れた私が愛してやまない欅坂46である。
記事にもある通り、先日の無観客ライブの終盤で改名は発表された。
ライブの前日か前々日にライブ内で重大な告知があることは公式から通知があり、私もちょっとそこに不穏な感じがしたのは確かだけれど、先日の特別番組内での「重大発表」も欅共和国2019の映像化の話だったし、まぁ、新しいシングルの発表かなくらいには思っていたし、思いたかった。
私は今年から欅坂を好きになった、いわば、にわかファンだし、いい歳の大人たちが若い、もっといえば幼いといっても良い年代の彼女たちを追いかけまわし、あれやこれやと、書かれている記事を見たくないので、欅坂に関しては敢えて情報を取り込まないようにしていた。
ファンの中ではライブ前からすでに解散、あるいは改名を予測していた方が多かったらしい。
だが、情弱な私は、特別番組の中で語られた彼女たちの言葉、ライブDVDの発売、そして無観客ライブ、と来たら、新生欅坂46の復活の狼煙であろう、と安易に構えて当日のライブを枝豆と麦茶片手に待機していたのだが・・・
なんとなく「新生欅坂」という表現を使ってしまったけれど、言うなれば改名も同義なんだろうか。
解散ではなく、改名。
メンバーは変わらずに名前だけが変わる。
そこに安堵する思いがある一方で、キャプテンである菅井さんの涙交じりの、でも毅然として前を向いて力強く語る言葉を聴きながら、何とも言えない悔しさというか、無念というか、無力感というか。そういうものでいっぱいになった。
いくら情報を遮断していてもニュースアプリなどを使っていれば、記事のタイトルだけは目に入るので、詳細は分からずとも、世の中で何が起きているのかは、何となくぼんやりと分かる。
欅坂事情についても然りで、色々と界隈を賑わしていたことは、ファンになる前からぼんやりと知ってはいた。
それを踏まえた上で聴く、キャプテンの言葉はあまりにも重すぎた。
彼女たちにこんなことを思わせていいのか、こんなことを言わせていいのか。
にわかの私でさえ、悔しさと無力に涙した。
古参のファンの皆様の心中を思うと、筆舌に尽くしがたい思いはあったろう。
少し話は逸れるのだけれど、こじらぶさんというライターさんがいる。
Twitterはこちら↓
たまたまこの方の書かれた欅坂関連の記事を拝見したことがあるのだけれど、欅坂に対する愛を感じさせながらも、中立的な目線で書かれたその記事がとても印象的で、この方の記事はしっかり読ませて頂いているのだけれど、今回の改名についても記事を書いておられたので、ご紹介させていただく。
私の頭の中でモヤモヤとしていたものをすべて言語化してくださっている気がした。
まさしく、まさしくそうなのである。
改名する必要なんて本当にあるんだろうか。
と言いつつも、改名に反対かと言われれば、そうとも言い切れない。
記事にもある通り、改名判断は素人目に見たって大人の事情であろう。
諸事情鑑みて、改名という形で新たなスタートを切るという判断は、妥当と言えば妥当かもしれない。
改名に関して、一番苦しく、そして悔しい思いをしたのは、間違いなく彼女たち自身だと思う。
大人主導とはいえ、改名という選択を彼女たちが受け入れたのであれば、私としては、それに敬意を払いつつ尊重したい。
それにしても・・・
彼女たちの精神力、すごいなと思ってしまった。
当然のことながら、ライブ当日にはメンバー全員、改名の事実は知っていたわけで、そのインパクトが彼女たちのメンタルに相応の影響はあったろうとおもう。
そういうものを抱えながら、あれだけのパフォーマンスをやってのけたことは、私にとっては驚愕だし、尊敬以外の何物でもない。
ライブについての感想も書きたかったけど、長文になって来たので、それはまた別の記事で。
新グループ名や、その方向性も、まだ分からない。
「櫻坂46」が有力と言われているけれど、だとするとイメージカラーはピンクで、現在のクール路線から一転、かわいらしいアイドル路線へと一気に舵を切るのだろうか。
私は欅坂46のクールでダークな世界に惚れてファンになった。
ピンクも、かわいらしいものも、正直、興味ない。
けれど、今となっては、苦しく、辛い世界を力強く生きている彼女たちに惚れている。
その彼女たちが創り上げる世界なら、それが如何なる世界であっても、私は無条件に応援したい。
欅坂のファンとしては大遅刻での参加となってしまったけれど、新グループ結成の暁には、今度こそ、真っ先にファンとして名乗りを上げる。
改めて欅坂に感謝を。
私の中で、欅坂46はずっとずっと生き続ける。