「読み合わせカフェ」??
今日はクラウドファンディングか電子台本かアクタージュか小劇場界隈の闇についての記事を書こうと思っていたんだけど、昼休みにTwitter経由でこんなニュースを目にして、びっくりしてしまったので「読み合わせカフェ」のお話を。
最初は何のことかよくわからなかった。
記事を読み、体験談が書かれたブログなどをサラッと読んで、どうやら「読み合わせをするカフェ」だということは分かった。
いや、そりゃ、そうなんだけど、私「読み合わせ」の意味をあまりよくわかっていなかったので…
第一印象としては、それって面白いのかなぁ…と思ったけど、体験談とかを読んでいる内に、ちょっと血が騒いできて、最後には鼻息が荒くなり、仕事を放り投げて家に帰りたいくらいのテンションになった。
まぁ、家に帰りたいのはいつものことだけど。
人前に出るのが嫌な人なので、役者になってお芝居したい!という気持ちはないんだけど「演じてみたい」っていう気持ちは、こんな私でも27センチくらいはある。
だからたまに自宅で、ちっとも似ていないアニメキャラの声真似とかをして一人で悦に入ったりしているんだけど、まぁ、そもそも、みんなの前でやらないにしても、台本なんて覚えられないし演技なんてムリムリ!
夢のまた夢、どころか夢にすら見たことなかったんだけど、このニュースの写真みたいに3人席とかで、台本読みながらとかだったら、ちょっといいかも…って思った。
まぁ、システム的によく分からない部分もあるんだけど、一度、読み手としてではなく、聴き手として行ってみたいなという気はしている。
最初から読み手で行くのはちょっとねぇ。恥ずかしいじゃん。
でも、テンション上がるよねぇ。
席で台本読んでる隣のテーブルで、
「貴様!自分が何を言っているのかわかっているのか!!」
とか
「ねぇ、知ってる?SUICAペンギンとチーバくん描いたのって同じ人なんだよ?」
とか聴こえてくるわけでしょ?
台本なんか、頭に入ってこないし、やっぱり、読みたくなっちゃうだろうなぁ。
めちゃめちゃ楽しそう!!
お知り合いグループの中に入れてもらうのはちょっとしんどいけど、全員初対面とかのテーブルだったら自分でも入れそうだし。いやー、ときめく。
それにしても、すごいものを思いついたよなぁ、と感心してしまった。
こういう発想ははっきり言って一ミリもなかった。
ニュースを読むと発起人である星秀美さんのインタビューも載っているんだけど、小劇場界隈の中の人が、危機感を持って、こうした動きを起こしてくれるって言うのは、心強いなと思う。
私だって、小劇場界隈のために何かしたいなと思う気持ちはあっても、演劇のことも素人だし、界隈のことも良く分からないから、正直、何をすればいいのかもわからない。
良かれと思ってやったことが、空回りするくらいならいいけど、逆に、界隈のためにならなかったりしたら目も当てられない。
だから、中の人の動きを支援したり、追従するのが一番だと思っている。
こういう企画の運営をお手伝いしたりとかも、恩返しになるのかも。
ただ、インタビュー内でちょっと気になる記述が。
「誰でも参加できる敷居の低さが小劇場の魅力ですが、さまざまなジャンルの方が参入してきている結果、ただただ寄生され、小劇場が“消費”されるだけの現状が。発展のために枝葉を広げることは必要ですが、その枝葉だけが繁栄しすぎて幹の養分が吸い取られてしまうのは考えものです。参入してくださるジャンルの方と上手く共存共栄し、私たち小劇場界隈ももっと強い意志や目標を持つ必要があると考えます」
これ、実はちょっと意味が分からなかった。
具体的にどういうことを指しているんだろうか。
界隈を知る人にとっての大きな危機感は垣間見えるんだけど…
書いてある通り、小劇場が消費されるだけって言うのは、嫌だなぁ。
まだまだ、知らない闇が小劇場界隈にはあるんだろうな。
知らないことが多すぎる。
自分にもできること、もっとしっかり考えたいな。
もちろん、迷惑にならない範囲で。