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【映画記録】意を決して映画「余命10年」鑑賞

こんにちは。おいもです。

原作は既読済みだったのですが映画を観る勇気が中々出ませんでしたが今日は意を決してアマプラで映画「余命10年」を観たのです。

なので個人的な記録がてら感想を語らせて頂こうと思います。

あらすじ

STORY
数万人に一人という不治の病で余命が10年であることを知った二十歳の茉莉。彼女は生きることに執着しないよう、恋だけはしないと心に決めて生きていた。 そんなとき、同窓会で再会したのは、かつて同級生だった和人。 別々の人生を歩んでいた二人は、この出会いをきっかけに急接近することに——。 もう会ってはいけないと思いながら、自らが病に侵されていることを隠して、どこにでもいる男女のように和人と楽しい時を重ねてしまう茉莉。 ——「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」。 思い出の数が増えるたびに失われていく残された時間。二人が最後に選んだ道とは……?

映画『余命10年』オフィシャルサイトより引用

感想

星4

原作では病名は伏せられていたのですが映画では茉莉ちゃんが必死に病気について勉強した事を書き留めたであろうノートにはっきりと病名である『肺動脈性肺高血圧症(PAH)』と書かれていました。
映画でははっきりさせたんだとびっくりしたと同時にやっぱりそうだったんだと納得してスッキリしました。
どんな経緯で決まったかは分かりませんが私的には憶測で語らなくて良くなったので制作者さん達に感謝致します。

でも、原作で好きだった部分が大幅に削られてました😢
茉莉ちゃんは病気になってオタ活に打ち込み漫画を描くのですが映画ではオタクにはならずWebライターになり『余命10年』を書き上げ沙苗ちゃんも働く出版社から出版してもらいます。

和人は原作では茶道のお家の生まれで継ぐ継がないの問題から映画同様グダグダするのですが映画では家柄は伏せられてました。

原作よりも綺麗な映像で魅せる作品になってたかな〜。

これはこれで体調が悪くて頭が回らない今日の私みたいな日に観やすい作品になってて良いかなと思いました。

原作の好きな場面は削られててもこの作品にとって大切な生きることについては慎重に描写されていると感じました。
私は先天性心疾患でずっと病気と向き合ってきたから20歳で発症して同級生に病気を告白できなかったりする茉莉ちゃんの気持ちは分からないけど未来について語る時『私は生きてるかな?』って不安になる場面ではものすごく共感しました。
2012年、私も心不全が重症化(そもそも重症なのに笑)して入院してたんです。
生きてる時代が一緒だから時事問題とか重なるんですよね。

東京オリンピック開催決定のニュースで『開催は7年後』とアナウンサーが言ってるのを見て茉莉ちゃんが固まってる映画開始から約13分の場面が1番泣きました。
『自分は見れるんだろうか』って思ったこと思い出しちゃった(泣)

茉莉ちゃん私は東京オリンピック見れたよ。
コロナ禍も生き抜いたし甥っ子も産まれたよ。
私はまだまだ生きていくつもりだよ。
ちゃんと生きてちゃんと死ぬつもりだよ。



ところで私の坂口健太郎さんはどこですか・・・?

おっと、長くなってしまいましたね。
立場や状況は違うけど私にとっては読んだり観たりすると生きるモチベが上がる作品です。
映画「余命10年」おすすめなのでぜひご覧ください。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
それではまた。

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