日曜の過ごし方
noteを書き始めたのが先週の日曜日だったから、拙いながらも昨日までで七日間続いた事になる。
面倒臭いという感覚はないが、やりたい事とやらなきゃいけない事が多くて忘れてしまいがちなことが不安だったが、一度途切れる事なく1週間続いた事を喜んでいる。
先週も書いたし、これからも書くかも知れないが、休みの日は極力身体を動かすようにしてる。
前ほどがっつりと登山やロードバイクは出来てないが、今日は朝から20キロ程セカンドカー(自転車)で走って来た。
サイクリスト界隈で言うところの「ゆるポタ」だ。
ゆるーくポタリング(散歩的な事)の略語で、界隈で「明日ゆるポタ行こうぜ」なんて言うと大抵は全然緩くない。
まぁなんやかんやで100km近く走らされるのがオチ。
これが所謂「ゆるポタ詐欺」というやつ。初心者は気をつけた方がいい(笑)
さて今日は、自分の目標である社会福祉法人設立の知見になれば…と思い居住区にある児童養護施設の外観を見に行った。もちろんアポ無しなので内覧はせず、ちらっと外観だけ確認して来た。
保育園や一時預かりを併設してるから敷地は広く、土地の取得だけでもやっぱ一筋縄には行かないだろうなと思った。
自分は豊かではない家庭に育ったが、少なくとも親には沢山愛情を注がれたと感じてるし今もそれは変わらない。
養護施設に特別な感情や興味も10代の頃はなかった。
それが大きく変化したのが1998年のボクシングスーパーフェザー級の畑山vs坂本戦だ。
戦略的でスマートな畑山隆則に孤児院出身の坂本博之が挑む試合だったが、試合前からテレビでは特集が組まれていた。坂本の出自である孤児院の子供達が坂本を応援し、坂本自身も「孤児院出身でも努力すればチャンピオンになれる」姿を見せたいという番組側の構成。
情に訴えるやり方だなとは思って観てたが、やはり坂本を応援する気持ちは大きかった。
坂本はハードパンチャーで打たれ強いボクサーだ。キレキレのテクニカルな畑山と言えど、当たると倒れるはず。
テレビのお陰で世間的にも坂本ガンバレなムードも背中を押すだろう。
畑山は畑山で一度引退したが「やり残した事がある」と復帰した理由が坂本との対戦である。
試合が始まる。両者真っ向勝負の戦い。
が、当たらない。坂本のパンチが幾度も空を切る。畑山は躱して打つ。躱して打つ。ダメージがどんどん蓄積してるのがわかる。
ラウンドが進み、恐らく人間としての耐久力の限界はとっくに超えているだろうがそれでも立つ坂本。彼を突き動かしていたのは間違いなく「皆んなが見てる」という養護施設の子供達への想いだったろう。
そして10R、畑山の矢のようなパンチに坂本の最後の気力も断ち切られた。
生まれて初めてスポーツを見て涙が出た。彼がどんな思いで戦ったのか、子供らがどんな思いで応援してたか。
悪役に徹し、試合前でもそのスタンスを貫いた畑山の男気。
そこから自分の夢は始まった。
ずいぶん長くなってしまったから、今日はここまでで。
機会があればこの続きを書きたい。
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