人を引き込む力について
友人から勧められてSixTONESと言うジャニーズグループのパフォーマンス動画を見ました。
RAM-PAM-PAM
と言う歌ではパンツをチラ見せすると言う振り付けがあり、そのシーンでは黄色い歓声が鳴り響いていました。
ただ人と違うことをやれば、誰かの心に届くのかと言えば、そうではない。
かと言って、
万人にウケるような、当たり障りのない事をやっても、突出することはできない。
彼らはなぜ、何十万人もの人の心を動かせるのか。
相手が喜ぶ姿(ファンの需要)を体現、表現するプロだからなのではないかなと思いました。
僕がメンバーだったら、
「次の曲には、パンツチラ見せの振り付けを盛り込む」
と提案されても、
「イヤイヤイヤ。正気か?そんなのウケるはずがない。それに恥ずかしい」
とその提案を拒絶したい気持ちになると思います。
もし彼らが、
恥ずかしそうにだったり、
踊りに気持ちがこもっていなかったりしたら、
絶対に相手には届くことはないとでしょう。
僕が見た動画の、インタビューシーンの彼らは、
なんだか自身に満ち溢れていて、
「これまでの自分たちとのギャップを楽しんで欲しい」
と言っていました。
その表情や言葉からは、
相手に届けてたい。
楽しんでもらいたい。
と言う気持ちや、
そこに対する覚悟
が、真っ直ぐに伝わってきました。
その真剣さに、応援したくなるような気持ちになりました。
僕は、周囲との歩調を合わせ、その場を丸く収めてしまいがちです。みんなの意見を聞いて、着地点を決めていきます。
ときにうまくいくこともありますが、
そこに彼らのような、覚悟や揺るがない思いがないと、
この辺が落とし所なんじゃないか。
と、妥協点を探す作業になってしまいます。
共感する力を生かして、いいものを作りたい僕にとって、
「妥協」というのは、敵にも味方にもなる言葉で、
今後もうまく付き合っていかなければならないんだなと思いました。
彼らの過激なパフォーマンスには、当然批判の意見も多くあると思います。
しかしそれを跳ね除け、
伝わる人に伝わればよいと振り切って、
誰も通ったことのない道を突き進んでいく。
僕が心を動かされたのは、
そんな彼らの、
「やり方」=(手段)でなく、届けたいという「考え方」や「精神」=(目的)なんだなと気づきました。
だから、妥協点を探す作業は、やり方でしかなく、
そこに、強い意志や考え方があることが大切なんだなと。
僕は、「優しさ」や、「共感」という柔軟性と妥協とを履き違えない、
強さと優しさを兼ね備えた男になってみせます。(勝手に宣言してますが)
デビュー前のジャニーズの若者に勉強させてもらいました。
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