【ゲーム感想】セインツ・ロウ THE THIRD(PS3)
■セインツ・ロウ THE THIRD(PS3)
入手価格 300円
プレイ時間約 15時間30分
"NO LIMIT!! この街のキングはお前だ"
高層ビルが立ち並ぶ街を舞台にしたオープンワールドのTPSゲーム。
主人公はギャング”セインツ”のリーダーとなり、相反する組織と闘いながら、拠点を奪い、店を購入し影響力を高めて縄張りを広げてゆく。
前作で街を我が物とし栄光を築いたセインツのもとへ、シンジケートが戦いを挑んできた。彼らの街へ乗り込み、セインツ流に勢力を伸ばしてゆく彼らに対し、政府の軍事組織やライバル組織が次々と襲いかかる。
売られた喧嘩は買わずにいられない。邪魔は誰にもさせない。仲間と一緒なら何でもできる。
車、ヘリ、戦闘機を駆使したぶっとぶアクションで、どいつもこいつも地獄ゆき。
前作からの違い
後方からの視点で操作するサードパーソンシューティング。見た目はGTAⅣによく似ている。
世界観はよかったが、アクション・シューティングゲームのベースは決して良くなかった前作から、一挙にランクアップを果たした別物ゲーム。「めっちゃ良くなってる」とおもわず声に出るほど改善されている。ギャング要素、世界観はそのままに、狙い撃つ感覚や車の挙動、ヘリ(戦闘機)の操作性、街並みの創り込み、全てがワンステージ上がった完成度。
前作以上に馬鹿げたミッションの中には、もはやしらふで創ったことを疑うレベルの奇想天外なステージが存在する。それらを創りこまれた箱庭世界の中、自由度高く、レベルの高いアクションでこなしてゆく。
面白くないわけがない。
あのゲームにはない魅力
オープニングから飛ばしまくり。銀行強盗シーンから、ビルを破壊しながら空へ舞い上がり、空中でスカイダイビングしながらの銃撃戦。
中間のムービーで、ミッションの説明や目的もしっかり提示してくれるし、なによりミッション遂行中は目的や行き先がしっかり表示され迷うことがない。途中死んでもリトライ可能でストレスなし。
前作から受け継がれているキャラメイキングの豊富さ。体形から日焼け跡までいじれて、衣装も豊富に用意されている。マッチョな男性キャラから、露出度多めの女性キャラまで自由に創れ、そのキャラが中間ムービーに出て感情移入しまくれる。
まじでキャラメイキングは納得いくまでやった方が良い。
自分だけのキャラクターでミッションをこなせるので愛着もしっかりわく。
このゲームに大金とマンパワーを注げる環境
携帯に入るメッセージを選択して、与えられるミッションをこなすほか、オープンワールドの街中を好きに移動して、敵の縄張りを奪ってエリアを広げる、カツアゲする、アクティビティをこなして金を稼ぐなど、その楽しみ方は人それぞれで自由度の高いゲーム内容。
難易度にもよるが、敵からある程度攻撃を受けても死なないラフさ。体力回復の易さ。ボタン一発でドリフト可能な安易さ。与えられるミッションのバカバカしさ。人を弾いても、ポリスマンを撃ちまくっても罪悪感を感じさせない軽さ。
全て良い。
最後のミッション中に流れる”ヒーロー”の挿入歌。下手なプロレスゲームよりクオリティの高いプロレスイベント。バートレイノルズ。そして最後の楽屋オチ演出。
小さい事を気にさせない、勢いで楽しませてくれたソフト。PS4のリマスターがお勧め。
その他
・武器のアップグレードとキャラクターのレベル上げが可能で、キャラクターの育て方も自由
・バイクの挙動がおもちゃ
・字幕が小さくミッション中読み取れない
・ラジオ放送で事件の解説しているのに字幕がでない