[ゲーム感想]タイタンフォール2(PS4)
■タイタンフォール2(PS4)
入手価格550円
”無敵のタッグ”
人類が宇宙開拓をおこなう未来。惑星フロンティアをめぐる惑星開発組織IMCと、そこに対抗する反組織グループミリシアとの戦争が勃発した。
フロンティア宙域辺境の惑星タイフォンに派遣されたミリシアに属するジャック・クーパー三等小銃兵は、IMC側からの攻撃により壊滅状態の打撃を受けた。
戦死した上官から搭乗型戦闘ロボット「タイタン」を譲り受け、彼の残した任務を全うするため、クーパーは戦場に復帰する。
膨大なエネルギーを有する古代兵器「アーク」の争奪戦。そして組織の存続の行方がクーパーと彼が操るタイタン(以下通称BT)の活躍にかかる。
その世界観に悶絶
ロボットとパイロット(人間)を操るFPSゲーム。
基本的にノーマルぐらいの難易度で、キャンペーン(ストーリー)モードをクリアしたら次のゲームへ。とプレイしているが、このゲームは難易度ハーデまで3周まわした。
ロボットからパイロットが降りて人として戦闘。また搭乗してロボットとして戦闘。そこがシームレスに乗り換えできるすごいゲーム。ここまでのスムーズさはかつてなかった。
いわゆるガンダム世代にとって垂涎の逸品。初めてのプレイでは、ゲームもここまで来たかと驚いた。
サイズ的に、装甲騎兵ボトムズのスコープドッグぐらい。
重量感があり、重厚で派手な武器を切り替えながらBTでの戦闘、降りて2段ジャンプや壁走りを駆使する俊敏なパイロット操作。どちらも高いレベルで、シューティング・アクション共に秀逸な完成度。
動きに関してノーストレス、自分の思いが操作にしっかり伝わり、やりこめばやりこむほど上達。
ファクトリーで、動く足場に乗って。惑星上空を飛ぶ戦艦を渡りながら。壁走りのための足場を操作してルートを見つける謎解き。ギミック・シチュエーション豊富で派手で最後まで飽きさせない。
軸の完成度が高く、なにより楽しい。
「信じて」
序盤にみられるタイムスリップ要素。手首のアタッチメントで瞬時に過去・未来を行き来して進める。現実世界では通れない壁が、未来では壊れて通れるとか、その切り替えをアクションの中に組み込んでいる。演出として楽しい仕掛けではあるが、これがゲーム軸でなくそのステージにしかない要素で、ギミック増やしのためとってつけたようにしか思えない。全体の世界観に相容れずに浮いている。
前述のガンダムとかのロボットアニメ。ゲームでいうとアーマードコアなんかを求めているので「タイムスリップ?」の印象。
以前からダウンロード版がセールで300円代と安く売られている。今でも十分通用する完成度。
おそらくワンコインにこだわるとアーマードコアをプレイできる日は永遠に来ない。「けど俺にはタイタンフォールがある」と思えるゲーム。
是非続編が出てほしいがAPEXをどうぞ、なんだろうと思う。
その他
・ちょっと皮肉のきいたBTとのやり取りを通じて、心が通う演出
・最初は意味がわからなかったけど、APEXを知った後からプレイしての驚き