ChatGPTをSNSで使ってみた話
どうもこんにちは、おいでよ上田です!
大変お久しぶりの記事になってしまいました。
おいでよ上田の中の人であるわたし、個人事業でSNSの運用アドバイスなんかをお仕事としていただいたりしています。
その際、今話題のChatGPTを使う機会が少しずつ増えてきました。
そんなわけで、今回はChatGPTをSNSで使う方法や実際に使ってみた例なんかを紹介したいと思います。
ChatGPTとは
まずは、ChatGPTって何?という人のための基礎知識。
ChatGPTは「ネット上※のテキストデータをめっちゃ収集して、質問したらそれっぽい文章を作ってくれるヤツ」です。
※学習済みのデータは2021年のものまで。
もっと詳しいことを知りたい方はこちらなどをご参照ください。(Wikipedia)
■ChatGPTができること
ChatGPTができるのは文章生成です。
「こういう企画考えてるんだけど企画書作ってよ」って言うと、それっぽい企画書を作ってくれます。
■ChatGPTが得意なこと
ChatGPTが得意なのは、テンプレートがおおむね決まっている文章を作ること。
例えば先程も紹介した企画書や、メール、挨拶文、レビュー記事、説明をする文章などなど。
一般的に人間が使う文章以外にも、プログラミング言語やエクセル関数などを生成するのも得意です。
文章の要約や書き起こし、書き換えなんかでも使えます。
■ChatGPTが苦手とすること
ChatGPTが苦手なのは、正解が存在するものの生成です。
意外と勘違いしている人がいらっしゃるのですが、ChatGPTは検索には使えません。(※2023年6月現在。今後検索機能が搭載される可能性もあります。)
ChatGPTが文章生成をする仕組みは、ざっくり言ってしまえば統計です。学習元の情報をかき集めてきて、その中で一番次に来る確率が高い文章を作っているというイメージ。
例えると……
「昔々あるところに…」の次にくる文章を思い浮かべてください。
おそらく多くの方が「おじいさんとおばあさんが住んでいました」と回答すると思います。
ですが、それが100%正解ではありません。
パターンとして多いだけで、「昔々あるところに」は「女の子」や「おじいさんがふたり」いたり、「たぬき」がいたりする場合もあります。
つまり、統計結果が真実というわけではない。これテストに出ます。
そんなわけで、
テンプレートや形式が決まっている文章生成が得意
正解があるものは作れない
これを踏まえてChatGPTを使っていくわけですが、以下からは実際にわたしがSNSの相談を受けたときに使ってみた機能を紹介してみます。
実際にChatGPTをSNSで使ってみた
■SNSのID(ユーザーネーム)やアカウント名の提案
例えば新たにSNSアカウントを開設する場合、考えなくてはいけない項目がたくさんありますよね。
ID(ユーザーネーム)
アカウント表示名
キャッチコピー
独自ハッシュタグ
プロフィール文章
などなど…
アカウントの顔となる部分が多いのでどれも手を抜けませんが、これを1から全て作り込んでいくのはなかなかの労力です。
でもこれ、ChatGPTを使うと一瞬で複数提案を作ってくれます。
以下は架空のInstagramアカウントを開設する設定で、ChatGPTに文章を生成させてみたもの。
まずはInstagramのID(ユーザーネーム)をどうするか。
ポイントは、条件をなるべく絞り込んであげること。
どんな内容を投稿するのか、誰向けの情報なのかなど、ある程度の方針は人間が決めてあげます。
その指示を読み取って、目的に近そうなIDが提案されていますね。
(既に使われていないかどうかの確認等は別途必要です)
さらに質問を繰り返していくことで、このアカウントのプロフィールを作り込んでいきます。
一度した質問がうまくChatGPTに伝わっていなかったり条件を追加したい場合も、回答済みの質問を再度編集することで回答精度を上げていくことが出来ます。
■言い換え表現を作る
ChatGPTは要約をしたりレベルに合わせた説明をするなど、元々ある文章を書き換えるのも得意です。
例えばこれも上記の例を使って、こんな感じで使ってみました。
「こういうイメージなんだけどな~~~!!スマートでそれっぽい言い換え表現ないかな~!」みたいな場合にかなり便利ですね。
キャッチコピーを作るのって、慣れていないとちょっと小っ恥ずかしくないですか?わたしだけでしょうか?笑
他にもこんな事ができそう
■投稿ネタを無限に提案させる
最近わたしがYouTubeでよく見かける使い方はこちら。
特にノウハウ系を発信しているクリエイターさんが便利そうだなという印象があります。
例えばこちらの動画など。
ChatGPTでネタ出しをして、Canvaのプラグインを使って画像生成を自動化する、という内容です。
手間がかかる部分をAIやツールに肩代わりしてもらうので、なかなか天才的ですね。
■内容を変えずに文字数を減らす
Twitterなど文字数制限があるプラットフォームで、1投稿で誤解なく過不足なく文章を書くってなかなかの要約スキルが必要です。
そんな場合にもChatGPTさん、力を発揮してくれそうですね。
要約したい文章を伝えて「この文章を○○文字で書き換えて」と伝えればOK。
ただし「削っても意味が変わらない」のと「削ってもニュアンスが変わらない」のは別なので、ニュアンスまでも維持しつつ要約するのは人間のほうが精度は高そうです。
■動画や文章の構成を作る
たとえばネタ出しをした後にそれぞれコンテンツにしようとした時。
起承転結をどのように作ったらいいかなど、全体の構成を作っていくときにも使えそうです。
特に動画などは、全体を10分に収めたいなど時間制限をつけてあげると、それぞれのパートで所要時間何分…なども提案をしてくれます。
ちなみに表(テーブル)形式で出力された結果はコピー&ペーストが可能です。
とは言いつつ、ノウハウや経験・スキル次第で、別にChatGPTを噛ませる必要がない場合もあります。勢いでいい文章やプレゼン作れちゃう人っていますよね。
特に「感動や笑いを誘う」みたいな内容は人間が構成したほうがいいんじゃないかと私は感じています。
まとめ:やっぱり最後は人間が判断する
ここまで、ChatGPT便利だね~~~!!という話をたくさんしてきました。
とはいえ、ChatGPTも万能ではありません。
生成した文章はパッと見それっぽくスマートに見えても、最終的な違和感がないかどうかは人間が判断する必要があります。
「よく見たらコレとコレ同じこと言ってるよね…?」とか、「この表現はちょっとまわりくどいな…」とか、「このキーワードが入っていないと誤解が生まれそう…」などなど。
生成した文章を受け取るのは人間なので、人間の目で判断をしてあげましょう。
繰り返しますが、ChatGPTをはじめAIが生成するものは統計でしかありません。
統計上の上位に来るものが一番いい結果になるとは限らないということを忘れないように、上手に使っていきたいですね。
「おいでよ上田」は人口15万人の地方都市で15,000フォロワーを抱える地元発信クリエイター。
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