ヘルスケア新聞 実は夏に不足しがち?亜鉛について紹介します!
こんにちは、大井田薬局です!
お盆が過ぎてもまだまだ暑いですね!
体調はいかがでしょうか?
以前、夏の時期に不足しがちな栄養素について紹介しましたが…
今回は体調管理に重要な成分のひとつであり、体の中で様々な機能をサポートする「亜鉛」というミネラルの役割について説明します!
なぜ夏に亜鉛?と思われるかもしれませんが、
実は、亜鉛は大部分が汗で流れでてしまうので特に夏に不足しやすいんですよ!
今回の記事では亜鉛についての解説や、摂取の目安、薬との飲み合わせについて紹介していきます。
今回もぜひ最後までお付き合いくださいね!
改めまして亜鉛とは?
少し亜鉛について紹介していきます!
亜鉛は、ご存じの通り体内で色々な作用に関与しています!
具体的には、代謝、免疫機能、DNA合成、タンパク質合成、傷の治癒など…色々な要素になっていますよね
また、亜鉛は味覚や嗅覚の維持にも欠かせない栄養素です。
新型コロナが流行したときは、味覚障害の症状に亜鉛製剤をよく調剤したものです…。
基本的に体内で生成することができないため、食事から適切に摂取する必要がある栄養素ですね!
亜鉛を摂取する方法
現代人の亜鉛の摂取状況はどうでしょうか?
と言われています!
なので、サプリメントで亜鉛を賄うのではなく、食事を中心にサプリメントで補助する。という考え方が良さそうですね!
どんな食品に亜鉛が含まれているのでしょうか?
まずは、牡蠣!亜鉛の豊富な食品として有名ですよね。
後は、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、ナッツ類、豆類、全粒穀物などが挙げられます。
亜鉛を多く含む代表的な食品の紹介とその亜鉛含有量の目安です。
勝手にランキングしてみましたので、参考にしてみてくださいね!
同じ貝類でも、牡蠣とホタテで含有量が違うのが面白いですね!
亜鉛の1日の推奨摂取量は、年齢や性別、ライフステージによって異なります。
大まかにいうと、1日に…成人男性で11㎎ 成人女性で8㎎必要と言われています。
子供や高齢者、妊婦、授乳婦や青年期の男性では、量が違うので注意が必要ですね!
こういった食品をバランスよく取り入れて、日常の食事から亜鉛を効果的に摂取していきたいところです。
過剰な亜鉛の摂取は体に良くなさそうですが…
具体的には、成人男性では40 mg/日、成人女性では35 mg/日が耐容上限量とされています。
この上限を超える摂取は、吐き気などの消化器系の症状や貧血など健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
食品全体に言えることではありますが…食べ過ぎ注意!ですね。
薬との飲み合わせは?
これも気になるところですよね!
亜鉛に限らずですが…サプリメントの相互作用は患者様やお客様からよくご質問を受けることが多い内容です。
亜鉛って栄養素の一つ…と侮るなかれ、薬との相互作用もありますので注意しましょう!
抗生剤
抗生剤の一部で薬との飲み合わせが悪いものがあります。
テトラサイクリン系の抗生物質やキノロン系の抗生物質、セフジニルなどでも相互作用があると言われています。
全ての医薬品で同じ作用ではありませんが、亜鉛と医薬品がくっつき、キレート(錯体)という吸収されにくい物質を作ってしまうことが原因と言われています。
服用の間隔をあけていただくことが推奨されます!
亜鉛製剤
そもそも、亜鉛を含有する医薬品もあります。
ポラプレジンクや、酢酸亜鉛などがそうですね!
味覚障害などに処方されているとピンとくるかたもいるかもしれませんが、他の用途で処方されていると気が付かないこともあるのではないでしょうか!
先ほど記載した通り、亜鉛を過剰に摂取すると嘔吐などの症状が出ることがあります。
ぜひ、お薬をもらうときに薬剤師に相談してみてくださいね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
亜鉛は、私たちの体の多くの機能をサポートする重要なミネラルで、特に夏には発汗により不足しやすいことがわかりました!
まだしばらく暑い日が続きそうですが、しっかり栄養取って乗り切っていきましょう!
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