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ヘルスケア新聞 体を温める漢方薬でホットな毎日を

こんにちは!大井田薬局です。

10月に入ってだんだんと涼し…いや寒いくらいになってきましたね!

寒い季節になると、気になってくるのが手足の冷え…。
こないだまで暑くてしょうがなかったのに、あっという間に季節が変わってしまいます。

朝起きたときに足先が冷たくて布団から出るのが億劫だったり、外出時に体が冷えてなかなか温まらなかったり…冷えにはしんどい思いをした経験がある方も多いはず!

そんな冷えに悩むときこそ頼りになるのが、体を内側から温めてくれる「漢方薬」です。
漢方薬は自然の力で体のバランスを整え、冷えの根本的な原因にアプローチしてくれる頼もしい味方なんです。

そこで!今回は冷え性に効果的な漢方薬について、有名なものから、ちょっとマイナーなものまで広くご紹介していきますね。


冷え性ってどうして起こるの?

冷え性とは、単に寒がりというだけではなく、血流が悪くなることで体の末端まで温かい血液が届かない状態のことを指します。
ホルモンバランスの変化やストレス、ライフスタイルの影響で冷えを感じやすくなることも多いですよね。

さらに、現代は便利な反面、体をあまり動かさない生活が多く、血行不良や代謝の低下が冷え性を悪化させる原因にもなるとも言われています。


冷え性に効果的な漢方薬とは?

では、どんな漢方薬が冷え性に効果的なのでしょうか?

漢方薬は、体の内側からじんわりと温め、体質そのものを改善してくれるものが多くあります。

冷え性におすすめの漢方薬をいくつかご紹介しますね!

1. 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか!

「当帰芍薬散」は、冷え性と共にむくみや疲れ、貧血を感じる方におすすめの漢方薬です。血行を促進し、体を温めてくれる効果があります。特に女性の体質に合う処方で、ホルモンバランスの乱れが原因の冷えにも効果的です。冷えと同時に月経不順や頭痛などが気になる方にはぴったりです。

2. 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

「桂枝茯苓丸」は、体の巡りを良くし、血の滞り(瘀血:おけつ)を改善する効果があります。

手足が冷たいけれど、顔だけはほてるようなタイプの冷え性の方に向いています。また、肩こりや生理痛を伴う方にも効果が期待できるため、冷えによるさまざまな不調を一度にケアしたい方におすすめです。

3. 人参湯(にんじんとう)

「人参湯」は、体が冷えて胃腸の調子が悪くなりやすい方に向いています。特に、冷えからくる消化不良やお腹の張りが気になる方に効果的です。

寒さで胃腸が冷えて元気が出ないとき、この漢方薬が体の中から温めてくれるため、元気を取り戻せるかもしれません。

4. 八味地黄丸(はちみじおうがん)

「八味地黄丸」は、体全体の冷えに加えて、足腰の痛みや頻尿といった症状を持つ方におすすめです。

年齢とともに冷えを感じやすくなった方に向いており、体の底からじんわりと温めてくれます。特に冬場になると手足がしびれるような冷えを感じる方に適しています。

5.加味逍遙散(かみしょうようさん)

女性のホルモンバランスの乱れによる冷え症など、原因のはっきりしない「不定愁訴」と呼ばれる症状によく用いられる漢方薬ですね!

冷えやすくて気分が優れないといった傾向の方に向いています。体を温めつつ、気の巡りを良くし、精神的なバランスも整えてくれる漢方薬です。

6.温経湯(うんけいとう)

冷えに加え、手足が乾燥している方には温経湯がおすすめ。

血流を改善しながら体を温めることで、乾燥や月経不順などの症状も和らげます。特に乾燥が気になる方には、体の中から潤いを与えてくれる効果があります。

似た名前の漢方に温清飲といったものがありますが、こちらはどちらかというと体の熱を冷ます漢方なのでご注意くださいね!

7.五積散(ごしゃくさん)

だんだんあまり聞きなじみのない漢方薬が出てきましたね!

冷えからくる全身の不調に。特に、冷えに加えて胃の不快感や腰痛を感じる方におすすめ。体全体を温め、血行を促して、複数の不調を改善します。

8.柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

冷えに加えて、のぼせや体がだるいと感じる方におすすめです。

柴胡桂枝乾姜湯は体を温めつつ、のぼせや体のだるさを改善してくれるので、寒いのに顔は熱い…という症状がある方に良いですね。

9.当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)

冷えが強く、手足がしびれるような寒さを感じる方にはこの漢方薬が適しています。

特に寒い冬の季節に手足が冷え切ってしまう方に向いていて、体の熱を作るのを手助けしてくれて、体の末端までしっかり温めてくれる効果があると言われています。

10.苓姜朮甘湯(りょうきょうじゅつかんとう)

腰が冷えて、腰痛などで悩まれている方に効果的な漢方です。

特に夜中のトイレが近い…などと悩まれている方におすすめですね!


漢方薬を使った冷え対策のポイント

漢方薬を取り入れることで、冷え性を根本から改善する手助けができますが、日常生活の工夫も欠かせません。

以下に、漢方薬をより効果的に使うための生活のヒントを紹介します。

1. 体を冷やさない工夫をする

漢方薬で内側から温めると同時に、外からの冷えを防ぐことも大切ですね!

寒い日は厚手の靴下やレッグウォーマーを着用したり、温かい飲み物を積極的に摂ったりすることで、体を冷やさないように心がけましょう。

また、首、手首、足首の「三首」を温めることで、冷え対策になります。

2. バランスの良い食生活を

冷え性改善には、栄養バランスの取れた食事も重要です。

特に、生姜やネギ、ニンニクといった体を温める食材を日々の食事に取り入れることで、冷え対策になります。
また、食事はしっかりと三食摂ることも、体を温めるための基本です。

3. 軽い運動を習慣に

運動不足は血行不良の大きな原因です。

ウォーキングやヨガなどの軽い運動を取り入れて、体を動かす習慣をつけることで、血流が改善され冷え性の予防になります。特にヨガは、体をじんわりと温める動きが多く、リラックス効果も得られるためおすすめです。


漢方薬を選ぶ際の注意点

漢方薬は体質に合わせた処方が大切です。

体に合ったものを選ぶためにも、まずは医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

さらに、他の薬を服用している場合や、持病がある方は、必ず専門家に相談してから使い始めましょう。
漢方薬は自然のものから作られているとはいえ、薬ですので適切な使い方が必要です。


まとめ


いかがだったでしょうか!

冷えに効果のありそうな漢方薬って沢山ありそうですね!
ぜひ、医師や薬剤師などの専門家に相談し、ご自身に合っている漢方薬を見つけましょう!

寒い季節も漢方薬でしっかりと体を温めて、ホットな毎日を過ごしましょうね。

もし漢方薬について気になることや相談したいことがあれば、いつでも大井田薬局のスタッフにお声掛けくださいね!

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