【熱々のうちに】庶民の味方~29歳でも成長できる~【初めてのミラノ風ドリア】
サイゼリヤ
リーズナブルなお値段でイタリア料理を食べることのできる庶民の味方といえるレストラン
僕も学生時代から足しげく通っているがサイゼリヤの定番メニューで食べたことのないものがある。
ミラノ風ドリア
僕はミラノ風ドリアを食べたことがない。
メニューを見ても安いな程度にしか思っていなかった。そもそもサイゼリヤではハンバーグやステーキが僕の中で定番となっている。安いのにハンバーグステーキを食べれるなんて最高だし、そもそもハンバーグを食べる時はライスを合わせて注文するので同じお米を使っているドリアは最初から選択肢にない。
それ以外のスパゲッティやピザ、デザートにサイドメニューのほとんどを食べてきたがミラノ風ドリアには一切手を出していない僕の中では純潔処女料理。
そして僕はミラノ風ドリア童貞
ドリア自体は食べたことがあるがそこまで印象に残っていない。
そもそもミラノ風ドリアといっているがイタリアにはドリアは存在しないという。
存在しないものを店で出すなんてなかなかクレイジーなことをしているサイゼリヤ。
ドリアは人名などに使われるらしいので「ミラノにお住いのドリアさん」を食べるみたいな捉え方をされるのだろうか。
実際にテレビやネットではイタリア人がサイゼリヤの料理を食べて感想を言うみたいなものをいくつか見たことがあるけど大多数のイタリア人は「Buono!(美味しい)」と言っている。
しかしミラノ風ドリアを食べている時はリアクションは半々にも見える「Buono」もあれば苦虫を嚙み潰したような顔をしている人もいるのでミラノ風ドリアは日本人向けに作られている料理なのかもしれない。
そんなイタリア人も認めているのか認めていないのか分からない料理「ミラノ風ドリア」を食べてみようと思う。
まずはサイゼリヤに入店し席に案内される
席に座り一応メニューに目を通しておく。数多くの料理がある中で今日初めてミラノ風ドリアを注文する。他の料理に目移りする前にミラノ風ドリアを注文した。
料理が届くまでの間はサイゼリヤ名物の難しい間違い探しをして時間を潰す。
サイゼリヤの間違い探しはタモリ倶楽部で取り上げられるほど話題になった。
僕も間違い探しをしてみるもなかなか間違い箇所を探し出せない。気づいたら僕はそもそも片面しか見ていなかったので比較する絵がなかったのだ。
気を取り直して探してみるも10箇所中2箇所しか見つからず、頭を悩ませているとお目当てのミラノ風ドリアが運ばれてきた。
ミラノ風ドリア
僕の目の前に熱々のミラノ風ドリア
これから僕は生まれて初めてミラノ風ドリアを食べる。
たっぷりとベシャメルソースがかかっていてお米が隠れている!
これで300円って凄くない?前に別の店で食べたドリアはお米が丸裸だったからこれならわざわざ高い店のドリアじゃなくてサイゼのドリアでいいじゃん!
と言ってもまだ僕はドリアを口に入れていない。四の五の言わず熱い内にドリアを口の中へ運ぶ。
食べてみるとドリアってこんな味だったなぁ。と思い出が蘇る。
あの時に食べた1000円以上のドリアと遜色ない。これは僕の舌がバカなのではなくミラノ風ドリアのレベルが高いのだと信じてほしい。
これからは他の店でドリアが食べたくなっても頭のどこかに「僕がいるじゃないか」とミラノ風ドリアが話しかけてドリアをここで食べてもと思いとどまるんじゃないだろうか。
ここで食べるならサイゼのミラノ風ドリアの方がお得だ。
これから僕はミラノ風ドリアに縛られて生きていくしかないのかもしれない。
メニューにはミラノ風ドリア+プチフォッカチオセットがあった。
米料理にフォッカチオ?どういうことか分からなかったけど公式のメニューなら頼んでみようじゃないかとフォッカチオも注文
やりたいことはなんとなくわかる
つまり端っこに残ったベシャメルソースを
こうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おそらくこれがミラノ風ドリアに対しての正しいフォッカチオの使い方だろう。
フォッカチオはあったかくてフワフワして美味しい~。
ソースだけならフォッカチオとの相性も抜群。
あと一つサイゼリヤに言いたいのは
シナモンフォッカチオを復活させてくれ。
コレで僕の初めてのミラノ風ドリアを食べるという目的は達成された。
だけどメニューを見てみるとまだミラノ風ドリアはある。
半熟卵のミラノ風ドリア
ミラノ風ドリアに半熟卵をのせたもの。言いたいことを言わせてもらうと日本人の半熟卵と温泉卵への信頼感は異常だ。
僕も嫌いなわけではないがなんにでも半熟卵を乗せると美味しい思い込んでいる人は多くいる。
実際どうなんだ?ドリアに半熟卵?本当に合うのか?
黄身を崩してドリアと混ぜていく
食べてみるとミラノ風ドリアがランクアップした感がある。
ハレの日に食べるミラノ風ドリアは半熟卵を乗せたもの。思っていたよりも半熟卵とドリアの相性もいい。どうやら僕はミラノ風ドリアを甘く見ていたようだ。
ミラノ風ドリアの可能性は無限大。
ミラノ風ドリアを2皿完食したところでずっと考えていたことがあった。
このミラノ風ドリアにはまだもう一段階上があるということ。
チーズたっぷりミラノ風ドリア
ミラノ風ドリアの上にチーズをたっぷり乗せたものである。
言いたいことを言わせてもらうと日本人のチーズへの信頼感は異常だ。
食べ物に溶けたチーズを乗せればなんでも美味しくなると思っている。
その通りだ。チーズを乗せておけばどうにかなる。
だからこそここは厳しく評価したいと思う。
スプーンでドリアを救うとチーズが伸びる(写真撮り忘れた)
そしてチーズも乗っていることもあり熱が全然冷めない、熱々のまま食べることが出来る。
そしてチーズとドリアの相性めちゃくちゃいい。冷めてきてもチーズが固まりパリパリになっていくので、また違う味わい方もできる。後はお米が入ってるけどワインが飲みたくなるな~。
昼食にミラノ風ドリアを三皿食べた。
胃袋は大満足。ミラノ風ドリアへの見方も変わった。
ミラノ風ドリアは美味しい。今後、ミラノ風ドリアが食べたい日が来ることを確信できる。
三種類のドリアとプチフォッカチオを頼んで1,150円
ミラノ風ドリアは300円
安い。安すぎる。普段の食事だったミラノ風ドリアだけでも十分だ。
庶民の味方サイゼリヤ。これからも僕たちを幸せにしてくれ。
最後に一言
シナモンフォッカチオを復活させてくれ。
▼サイゼリヤでチャーハンを作った時の話