"研究者・スタートアップ起業家"名古屋大学 宇治原徹教授が見据える未来 :OICXnights#8 開催レポート
こんにちは!こちらはOICXイベント企画チームの中西です。今回は2024年6月25(火)に開催された「OICXnights#8」のイベントレポートをお届けします!
OICXnightsとは?
大学発学生ベンチャーで100億の時価総額を生み出した伝説のスタートアップ拠点OICXとそのOB達は、次なるステージ「東海発グローバルベンチャー」へ挑戦を続けています。これを応援するために、世界を舞台に活躍する著名な起業家・投資家・経営者・科学者をお招きして、OICXメンバーと交流を行う、OICX nights を開催しています。
6月25日に開催された第8回では、名古屋大学 ディープテック・シリアルイノベーションセンター ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー長の宇治原徹先生にご登壇いただきました。
宇治原先生が取り組んでいること
研究者やスタートアップ経営者など、多くの肩書きを持つ宇治原先生。改めて、ご自身が今取り組まれていることについてご説明いただきました。
①研究活動
2000年に京都大学で博士号を取得されたのち、2004年に名古屋大学大学院工学研究科結晶材料工学専攻の助教授を経て、2010年に名古屋大学大学院工学研究科マテリアル理工学専攻の教授に就任されました。
②スタートアップ経営
株式会社U-MAP、アイクリスタル株式会社、株式会社UJ-Crystalの3社を経営をされている宇治原先生。それぞれの創業背景と事業内容をご紹介いただきました。
1. 株式会社U-MAP
2. アイクリスタル株式会社
③アントレプレナーシップ教育
名古屋大学が2023年に設立したディープテック・シリアルイノベーションセンター(*以下Dセンター)。そのセンター長を務める宇治原先生に、Dセンターが行うアントレプレナーシップ教育についてご説明いただきました。
トークセッション
トークセッションでは、以下3つのトークテーマについて宇治原先生のお考えを伺いました。
①研究者のスタートアップ経営について
Q. 宇治原先生はスタートアップの経営に深く関わっている。中には、研究者はサポーティブな立場で関わった方が良いという意見もあると思いますが、その点についてどう考えていますか?
②テクノロジー・スタートアップを大きく成功させるためには?
Q. 研究開発型のスタートアップが取るべき出口戦略についてどう考えているか?日本の場合、100億円を超えるような大型のVC資金調達が難しい。ゆえに大企業と共に一気に成長する選択肢(M&A)を取ることで技術の社会実装をより早く、大きな規模でできるのではないかという意見もある。その点についてどう考えていますか?
③大学生・大学院生が自身の研究領域で起業する人を増やすには?
Q. 宇治原先生はまさに自身の研究領域でスタートアップを立ち上げられてる。大学生や大学院生が同じように自分が研究していることで起業するにはどうすれば良いと思いますか?
トークセッションは、宇治原先生の研究や経営に関する考え方を知ることができる貴重な機会になりました。
その後のQ&Aセッションでは、宇治原先生が取り組んでいることやトークテーマに関して、参加者の方からたくさんの質問が出ました。
Q&Aセッション
Q. 宇治原先生にとっての成功とは?
Q. アントレプレナーシップ教育の何が重要なのか?
上記以外にも質問が飛び交い、大盛り上がりのイベントとなりました。ご登壇いただいた宇治原先生、イベントにご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!