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協調性のない家族が年に1回必ず開催するパーティ

11月の上旬から街はクリスマスムードに色付いて盛り上がるから、肝心のクリスマスイブやクリスマスは『当日』という楽しさよりも、クリスマスムードの『終わり』という寂しさと静かな達成感がここ最近は勝っている気がする。

私の実家では、クリスマス付近に必ず『クリスマスホームパーティ』が開催される。メンバーは以下の通り、私の実家の家族だ。

・父  63歳 会社経営
・母  56歳 会社員 
・私  26歳 会社員
・弟  22歳 大学生

うーん、歳と職業を並べるとクリスマスのファンシー感はないな。

ここ最近は私も家を出てるし、弟も成人をしているから当日ではないことも多くなったが、毎年家族4人誰一人欠かすことないよう日程を調整して集まらなくてはならない。今年はイブとクリスマスが土日で会社はお休みだったし、一緒に過ごす恋人もいないので、実家のパーティは12/24イブの夜になった。

会社でイブの予定を聞かれて『実家でクリスマスパーティがあるので』と言うと、とても仲が良い家族だと思われる。まあ実際私がその立場でもそう思うだろう。同年代で未だに実家でクリスマスパーティをやるという人を私は他に知らない。小さい兄弟がいるならまだしも、私の弟ももう22歳の大学生だ。サンタさんを夢見ている歳でもない。
ちなみに弟は長く付き合っている彼女がいるので、どちらかといえばサンタクロース側だろう。

じゃあやっぱりすごく仲が良い家族ってこと?うーん、仲が良くないわけでもないんだけど、正直一致団結しているとは言い難い。

私の家族は協調性がないのだ。

誰かに合わせるということをしない。いや、社会では協調性を持って生活しているのかもしれないけど、家族間において協調性をだそうとしない。自我しかない。私はどちらかというと家族間でも協調性で動こうとするタイプなんだけど、3人自我で生きている人がいると誰に合わせればいいか分からないのでカオス。諦めることにして最近はない自我を出している。

普段4人で会話が盛り上がることはまずないし、たまに4人揃って食事をすることがあっても、団欒を楽しむというよりかはサッサと食事を済まして皆各々好きなことをするために散るのがデフォルトだ。

それならなぜこの歳になってもクリスマスパーティをしているのかというと、1番は小さい頃の形式的なパーティの名残だろう。母は『辞めるタイミングを見失った』と言っていた。
しかし毎年開催しようと誰よりも楽しみにしているのは弟だ。

クリスマスパーティってなにするの?

まず、クリスマスっぽい料理を食べます。プロデューサーは母。母はこだわりが強いタイプなのでやるとなったらとことん。テーブルデザインまで毎年クリスマスっぽくしてくれる。ホームパーティのプロだと思う。
たしかにこれは誰が見てもクリスマスパーティだ。

まさにインスタ映えする出来栄えだ!

こうやって家族で見るのも楽しい料理を味わうのはクリスマスパーティの醍醐味かもしれない。ただ我が家は会話で盛り上がるということが皆無なので、この料理を食べるだけだと30分でパーティが終了してしまう。

さすがにクリスマスっぽい料理をさっさと食べるだけなら、この家族でクリスマスパーティが毎年開催される訳がない。
弟もあまり食に興味があるタイプではないので、クリスマスパーティを楽しみにするのはご馳走が食べられるからではない。

そう、メインイベントはもう一つあるのだ。

それが毎年協調性がない人たちにパーティを辞められなくさせている。

クリスマスの定番、プレゼント交換があるのだ!!!!!!

明日の昼休みはプレゼント交換について書きます。後編へ続く。

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