帰り、スマホに集中しすぎて、駅で降りるのを忘れた。 電話が鳴り 「おーいどこにいるんだよー」 ヤバッ、作弥だけが降りて、自分は まだ車内にいることに気がつく 「ごめん、ぼーっとしてたわ。次の駅ですぐ戻るからホームにいて。」 「なーにやってんだよ!降りたところにいるから、すぐ来いよ!」 次の駅で隣のホームに走り、来た電車に飛び乗る。 降りるはずだった駅に戻り作弥を見つける。 「おまたせ。」 「全く、ここの駅の発車メロディー覚えてねえの?」 アナウンスって言わな
ADHDの息子に聞いてみた!
全盲だけど、毎日笑いの絶えない我が家です。 そんな我が家の様子や、子どもの頃の事を振り返って、 動画配信して行きます。
最近、全盲の息子の能力に驚かされる。 先日、小学1年の時の時間割り言えるといい月曜から金曜まですべて覚えていた。 何歳からの記憶があるの?と聞くと 2歳から!と はぁ?信じられない。。 耳の良さも動物なみ。 最近アニメの声優さんのモノマネがどんどん上手くなって来ている。 いろいろな声が出せるのが不思議
視覚障がいとして産んでしまったという思いや、その息子がバイオリンを習う事を反対していた亡き夫や親戚の人達に対して、見返してやる!という一心でここまで来ました。 中学や高校の時は、連日のバイオリンの練習の疲れで、授業中に居眠りしたり、課題も提出しなかったりと不真面目の生徒でしたが、昨年に東京音大に入学し、人が変わったように勉強し、この一年本当によくやっていたと思います。先日発表された成績も驚くほど良い結果でした。その為、4月からは大学内で最高レベルのオーケストラの一員として配
人前で弾くのはとても抵抗があるけど、、 春休み中に帰省したときに、お世話になった方々に息子のバイオリンを聞いて頂きたく、 伴奏の練習に全集中してます。 、、、といっても クラシックの伴奏はかなり難しい。 趣味でピアノを弾く私には ハードルが高過ぎる、、 でも!がんばる‼️ だって、とっても素敵な曲なんだもの どうしても弾きたいんだもん。 毎日数時間の練習、 本当に久しぶりだわ。 でもね 楽しいの✨
今回は 男性の声が必要のため、 息子が協力してくれました! その息子は視覚障害、全盲です。 しかし、動物並みの耳の持ち主。 男性声優さんの声真似が得意です。
登場人物の声質を変えるのが難しい為、次回からは強力な助っ人が!
この歳になって、初めて物語を書くことになりました。浮んで来た映像をそのまま文にしてみました。
ある方から(シャンソン歌手、ボイストレーナー、ラジオパーソナリティをされてる) シャンソン興味ない?弾いてみて欲しいんだ。 と楽譜が送られてきまして、、 こんなおばさんのピアノでいいの? ほんっとに申し訳無いくらい適当に弾いてみて 動画送ったら、 これで適当なんですか⁉️ いつでもコンサートできますね!って。返信。 え?マジで?って 自分で驚いてます。 その動画はこれ。 https://youtu.be/F7Hcab3y9cA 今年の下半期は 初めて物語を書い
最終幕 オリヴァーがお城を去ってから1ヶ月ほど経ちました。 エリーゼはお城の庭にいました。 澄み切った青空がひろがり 庭の薔薇の新芽に朝露が光ってます。 (もう、春になるのね。) 散歩をしている時も本を読んでいる時も、、いつも心の中にオリヴァーがいましたが、 もう泣く事はありませんでした。 次の日の朝 いつものようにピアノを弾いていると、隣の部屋からエリーゼのピアノに合わせてバイオリンの音が聞こえてきました。 エリーゼは (この音はもしかして!?)と走り出します。
エリーゼ物語③ 第3幕 冬になり、昨夜に降った雪が太陽を浴びてキラキラと輝いています。 窓にできた、光を含んだ氷柱(つらら)から落ちる水滴の音と 暖炉のパチパチと燃える音がまるでエリーゼとオリヴァーの奏でる音の様に溶け合っています。 エリーゼは、オリヴァーが来てから毎日穏やかに過ごせている事に気がついていました。 (最初は怖い人かと思ったけど、他の人とは違って、優しくて親切なオリヴァー。 あなたの事をもっと知りたいと思ってしまうのは、なぜ?)と自分の中に芽生えた何か
私には生まれつき全盲の息子がいます。今年、令和4年4月に東京音楽大学、器楽専攻バイオリン科に入学しました。 でも、盲学校の幼稚部に通っていた頃から、ほかの人と同じ道、、いわゆる敷かれたレールの上を走るのが嫌だったんです。 運良く、私が住んでいた群馬県太田市は、市長自ら芸術とスポーツに力を入れてくださって、芸術学校。スポーツ学校という、それぞれ太田市独自の子ども達の為の学びの場がありました。 そこへ、長女を通わせ情報を得る事から始まり、その学校の保護者会の会長をする事で、
エリーゼ物語 第2幕 アーサーが亡くなって 数年が過ぎ、 エリーゼは18歳になっていました とても美しい姫に育ちましたが、 笑う事を忘れた人形の様になっていました。 あの日から、エリーゼの日課は時々馬小屋のアポロンに会いに行く事と、アーサーが好きだった東屋にて本を読むことだけ。 王様とお妃様は このまま誰とも話さず、結婚もせず、エリーゼは一生を送るのか、、と 悩んでおられました。 そこで、同じ歳頃の若者をお城に呼び、エリーゼの話し相手をするようにと側近のウォルターに
エリーゼ物語 第1幕 街から離れた山の上に 歴史の古い立派なお城がありました。 そこにはとても仲の良い兄妹がおりました。 兄の名前はアーサー 妹はエリーゼと言いました。 エリーゼは 色艶の良いブロンドの髪が美しく、とても元気の良いお姫様でした。 兄のアーサーはこの国の継承者。エリーゼの3つ年上で勤勉で物知りです。 エリーぜは幼い頃から、アーサーの愛馬"アポロン"に乗って、森に出かけるのが大好きでした。 「サティ! お兄様と森へいってくるわ❗️」 「エリーゼ様