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「江戸東南の市街より内海を望む図」−当時の日の出を見たいです−『江戸名所図会』

今日は1年ぶりに会う大学の友人と会いました。
1年ぶりなので話したいことがたくさんあり、非常に楽しい時間でした。
都内をぐるぐる散歩して20000歩以上も歩けたのはいい運動になりました。

今日の友人は非常に落ち着いた子で、その上品な雰囲気に私も浸透させていただくことができました。先月あった私の誕生日を覚えていてくれて素敵なプレゼントも用意してくれていました。次会った時に私も何かお返ししたいなと思っています。

また近いうちに会いたいくらいに良い時間でした。

さて、今日も広重と言おうとしましたが、題材が見つからないのでしばらくは『江戸名所図会』を解読していこうと思います。
私の近所の図書館に『江戸名所図会』の翻刻された本が置いてあるのでそこで定期的に答え合わせしてみるとまた面白いのではないかと思います。
ベースとしては『江戸名所図会』の挿絵を基本としながら、気になるところを本文を頼って噛み砕いていきます。
そして舞台となっている場所を浮世絵を照らし合わせながらどんな土地であるのかをより深く理解していきます。

『江戸名所図会』なので江戸全体を網羅することができそうですね。

今日はさわり程度に見ていきます。

国立国会図書館蔵

第一巻「江戸東南の市街より内海を望む図」です。
東南の市街というと、品川あたりでしょうか。
左から「上総・南房・フカ川・佃シマ・、、、、」とあり、それが見渡せる位置ということになります。
また、絵の中に左右に横断する十字の川が目印ですね。

十字のあたりに「江戸橋」と記載があるのでそこを現在のGoogleマップで探します。
が、江戸橋という橋は現存しないよう。


赤ピンの江戸橋ビルディングというところが当時の江戸橋に該当するようです。
そこが一番上に出てきました。

日本橋川(縦)と江戸橋があった横の川が交差していた時の絵であるということですね。
中洲のようなところが佃島で、その東に深川があります。
描かれている場所としては三越前の真上あたりから描いているのでしょうか。

こうしてみると、建物の高低差もなく非常に見渡しの良い景色ですね。
また、川を一瞬道と見間違えるほど交通量が多いですね。
今では川の覗いても一隻の船が浮かんでいれば非常に物珍しい光景となりますが、当時が交通の要所であることが目に見えてわかりますね。

これほど見通しの良い江戸なので、日の出もこれほどまでに誇張して描きたくなるのも共感してしまいます。

あんなに大きな太陽が登れば地球は破滅すると悟って最後に食べたいお寿司を貪り食って眠りについてしまおうとするはずですが、この光景に大きな太陽はよく似合います。

1日1日の始まりが眩いものに感じそうです。
太陽が形をはっきりさせて登るのはなくモヤのようにぼやけているものなのでなおさらこうした日の出に映ったのでしょう。

当時の初日の出なんか、どれほど美しいものだったか写実的な絵を描いていた人がいれば見つけ出したいものです。
小林清親・川瀬巴水あたりが描いていて欲しいです。

画集があるので振り返ってみます。


今日はここまで!
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