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「亀山 雪晴」−町も守るよ櫓くん!−『東海道五十三次』
最近は金欠を恐れてポイ活をしています。
アンケートのポイ活なのですが、歯を磨いている間や寝る前の足の浮腫みをとっている隙間時間にやっていたら2000円分貯まりました。
2000円は使おうと思えばすぐなくなってしまう金額ですが、忘れた頃に振り込まれている金額としては少し嬉しい。
またいつかの金欠のために(?)ポイ活をして、忘れた頃に振り込まれているサプライズを未来の私にしてあげたいと思います、、、。笑
私は結構、ポイントや割引を年の割にうまく使いこなせる人だと思っています。笑
まあ、あんまりこういうことは自慢げに言うことではないでしょうけれど笑。
さ、来月もポイントで小遣い稼ぎするぞ!笑笑
そんな貧乏大学生が露見しすぎている今日も広重。今回は『東海道五十三次』の「亀山 雪晴」です。
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◼️ファーストインプレッション
なんだったかな、以前見ました。
画面の対角線に坂を配していると言う点で共通点のある作品として上がりました。
「箱根」で同じような構図を見ましたね。
今回も画面右上に向かって坂があり、その上には城壁のような頑丈な建造物があります。
画面右に伸びるだけでは見ている自分もその急勾配に目が眩みそうですが、真ん中に聳えている2本の松が画面を左右に分断して世界を分けています。
こうしてバランスが取れているのでしょう。
坂の下には家がいくつも立ち並び、ここが宿場町であることを想像させます。
坂を登ると山城のように高い場所に築城されていて、敵が入りにくいような造りをしているのでしょう。
空と人々以外はモノクロで、冬の寂しい空気が演出されています。
しかし空は薄いピンクが水平線に広がり、その上に霞んだ空気、その上には深い青が帯びています。
グラデーションのようになっている空はこの場所が一時的にも穏やかで静かな朝であることがよく伝わってきます。
人々は大名行列なのか、大人数の列をなしています。
山の上のお城に訪れるのにもこの人数と大雪じゃ一苦労ですね。
今回は亀山の場所と山上お城について見ていきたいと思います。
◼️亀山
前回の庄野は宿場ではなく、坂道だけが描かれていたので名所という名所はありませんでしたね。
アバウトな距離を見ていきたいと思います。
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右上の赤ピンが「庄野宿資料館」と脇本陣があり場所です。
左下の「東海道亀山宿の碑」や「東海道亀山宿三叉路」があります。
この辺りが今回の絵の左下の家が立ち並ぶ場所にあたるのでしょうか。
しかし今回は山の上の名所めいたものがあるのでそれを特定することでより舞台がはっきりするかもしれません。
◼️亀山城
参考書によると、この山の上のお城は亀山城というお城らしい。
あんまり聞きなれないお城です。
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Googleの文字の右あたりに「東海道亀山宿の碑」という赤ピンがありますが、それは先ほど言及した場所。
今回の亀山城は地図の上部にある一帯のこと。
赤ピンが色々ありすぎてもうよくわかりませんが、絵の坂の上の建物は「亀山城石坂門石垣」に該当する気がします。
岡本氏の在城中に亀山城はほぼ後の形がつくられたが、それ以後慶長年間(一五九六―一六一五)には関一政が大修築を加え、三宅康盛の寛永年間(一六二四―四四)には天守閣を解体した。その後、本多俊次は多聞櫓・西出丸を築き、同一八年には本丸天守台跡に三重櫓を完成させ、威容を改めた。安藤広重の描いた雪の亀山城(東海道五十三次)は、板倉氏の寛文一二年(一六七二)に構築された京口きようぐち門である。
最後の一文ですが、今回の絵では石垣ではなく京口門という門であるみたい。
地図の中ではそれに該当する場所がないので合致させられないです。
強いて言うなら、真ん中の池の真下にある「亀山城三重櫓跡」が近いかもですね。
現在は多聞櫓という一部のみ残っているようですが、地図も併せてみると櫓が多く点在しているお城ですね。
亀山城はよく守られたお城だったのでしょうか。
今日はここまで!
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