見出し画像

再開します!何故なら、、

 久々の更新となります。
その間に記事を読んでくださったり、いいねをくださったり、コメントをしてくださった方々、本当にありがとうございます。

 また今日から細々と発信していきたいと思いますので、お時間があればお読みくださいませ!
 何故今日から再開したかと言いますと、修士論文を提出し終えたからです!!!!お疲れ自分。

 まさにnoteを始めて数ヶ月たった頃に大学院に進学するか迷い、その悩みもここに何度もぼやかせていただきました。
 たくさんのご助言もいただき、院試を乗り越え、無事進学し、2年間みっちりと浮世絵含め江戸時代の作品をたくさん解読してきました。
 私の研究は書誌調査という版本の調査を含むため、全国の研究対象となる作品を所蔵している機関で調査しておりました。そしてそれに加えてその対象作品の絵の研究も行うという2本立てを2年間続けておりました。

 やはり大学院は想像していたよりもきつく、自分が如何に何も知らないかを突きつけられ続ける生活でした。だからこそいろんなことを知れました。まさに無知の知という言葉が適切ですね。
 周りが社会人で働いている中、なかなか世間に認められていない文系大学院生をしている自分に劣等感を抱くこともありました。
 実際に笑われたり、「それやって何になるの」と言われたり、「まだ学生だし」と言われることも多く、やっぱりストレートに生きる方が生きやすいのかもと嘆きたくもありました。
 浮世絵の研究ばっかりで段々と好きではなくなってしまうのではないかと思うことも何度もあり、離れたいとさえ思う機会はいくつもありました。

学生証が有効なので学生料金が基本的に適用されるのはありがたかったです。笑

 しかしやはり、ここまで「好き」だけで研究をしているというエピソードを面白がってくれる大人たちは多く、就活では最終面接で役員の方達までもが興味深く聞いてくれました。面白がってくれた会社は全て内定をいただき、最終的に自分が志望した企業に内定をいただくことができました。
「来年入社した時に、絶対浮世絵の子だって覚えてるからね」と言っていただいたりもしました。
研究とは全く関係ない業界に入りますが、「追求してみることでいろんな選択肢を得られる」という経験から見ず知らずの人間に影響を与えていきたいと思っています。
 あとは大人になると勉強したいと思う方々が多いみたいで、そういう気持ちのある方と熱いお話をすることができたのもいい思い出です。

 文系大学院に行くことは世間的には「無駄」「お遊び」「就活からの逃げ道」などと思われることが多いですが、「え〜そんなことないよ〜」と言ってあげたいです。

 そして将来の夢もできました。
 仕事をリタイアしたら博士でまた大学院に入り、研究し論文を書くということです。そのために働き、貯金もします。
それを許容してくれる人と結婚もします。笑

ま、まずは4月から働き出したら、奨学金返さないといけないんですけどね…!笑

まだ卒業確定ではないですが、5万字の修士論文を書き終えたので、一旦自分を誉めそやします。笑

というわけでまた浮世絵解読、やっていきたいと思います!

 とは言いつつも一昨日からの大河ドラマが私にはご褒美すぎたことを少し語らせていただきます。
 なんと言ってもタイトルバック。
 実際の当時の黄表紙や浮世絵、その他版本を継ぎはぎにしたデザインがたくさん流れていました。
 その作品一つ一つが何なのか、一年をかけて追求してみたいと思います。
まだご覧になっていない方は、ここにNHK公式から出ている動画をご覧くださいませ。↓

 横浜流星さんがイケメンであることは言うまでもない最高な点なのですが、吉原を隠すことなく描いている点は非常に興味深いですね。
 お子さんと見るのは憚られるかもしれませんが、これも一つの歴史です。
 いい大人が、見ちゃダメとか下品だとかそんなことを言っていては同じ性産業を生み出すことになりますからね。
 吉原は幕府公認の遊郭であり、ご飯も住処も保障される場所でした。
 しかし上位の遊女になるまでは自由は効かないし性病にかかるリスクしかない、逃げ出すのも命懸け、逃げたところで身よりもない。
 吉原の遊女たちに人権があるかないかは難しい議論ですが、今の時代に吉原を舞台にすることは大きな意味があると感じました。

 今回は蔦屋重三郎が主人公ですが、こうして文化人が主役になる大河ドラマは期待が高まりますね。昨年の「光る君へ」も紫式部を中心とした平安貴族とその周辺の文化人を多く描いておりましたね。
 段々と武将の激しい争いや明治維新だけではない、大成した歴史的な人物に焦点を当てる作品が増えまくってくれると嬉しいですね。
 そういう面では「いだてん」も挑戦的でしたよね。

今年は私にとってのご褒美の年です。
新卒一年目なのに、日曜日夜が楽しみになるという変なことが起きそうです。

ちょっと今回は語りすぎてしまいました。
また次回から解読を始めてみようと思います。

今日はここまで!

#浮世絵 #江戸時代 #広重 #歌川広重 #大学院 #院試 #大河ドラマ #蔦屋重三郎 #蔦重 #吉原 #修士論文 #江戸絵画 #アート #美術  #

いいなと思ったら応援しよう!