夏の夕陽
この頃の夕焼けはピンク色
空の青さと夕陽の赤みが混ざったあの色
都会はビルやマンションが建ち並んでいるから空を広く見られない
帰り道、いつもの線路沿いを歩きながら右側に見えるその空を目で追いながら歩いていく
空が開ける場所に来ないかな
沈んでいく太陽は見え隠れする
少しでも土地が空けばすぐにマンションが建てられるから
いずれこの場所では地上から夕陽を眺められることは出来なくなるでしょう
でもこの距離感が良い
見え隠れする空を追いかけながら、良い場所を探しながら歩いていく
夏の夕焼けは鼻の奥がツンとする
胸にじわじわと染み渡る
今日も見たい
今日はどんな空だろうか