そーすけ

公立高校の教員をしています。 教科は地歴公民科です。 業務の効率化や変化する時代の中…

そーすけ

公立高校の教員をしています。 教科は地歴公民科です。 業務の効率化や変化する時代の中で生徒たちが幸せに生きるためにしてあげられることは何か日々考えながら奮闘中です。

最近の記事

担任の仕事

意外と明確になっていない気がした。誰しもが生徒として担任の先生にかかわるので世間一般の人もイメージしやすいが、明確にやらなければいけないことは果たして何なのか。各教員によってここの定義もまちまちな気がする。 とりあえず3年間担任をしてきておもな仕事だと思ったことを整理していきたいと思う。 クラスの生徒の登校状況の管理①毎日の朝と帰りでの出欠の確認 意外と時間がとられる。でもこの時間を有効活用するとクラスが締まる。 ②生徒の各授業においての結果時数の把握 本校は単位制な

    • 職員会議資料の共有の仕方について

      一昨年、現在働いている学校の職員会議のやり方を変えることができた。世の中の流れ的なものが後押しをしてくれたおかげで何の反発もなく変えることができた。会議室にわざわざ集まって紙の資料を用意して行う形から、職員室にて各自のPCから会議資料を閲覧する形にした。会議に先立って管理職に職員会議のフォルダを用意してもらい、そこに議題を持っている教員がPDFファイルを保存する。現在もこの形を本校は取っている。 もう少しスムーズにならないかね、、、と思う今日この頃。企てとしては①「フォルダ

      • 生徒にとっての「教師」の役割

        それぞれの生徒にとってそれぞれ違ってよい クラス全体では父性を発揮して高校卒業後の出口を見据えた指導をする厳しい存在。 個別的にそれぞれの生徒から見ると、いつでも相談に乗ってくれる存在であったり、やらなければいけないことを明確にして常に尻を叩いてくれる上司のような存在であったり、クラスの事務仕事やその他の雑務を雑に振ってくる少し横着な存在であったり、、、、 それぞれの生徒は当然、違った存在なのでその違った存在たち各自から見た「私」という教師は「教師」というラベルこそ同じ

        • 「忙しいからしょうがない」について

          職員室でよく聞くフレーズの一つです。 私はこの言葉は一長一短であると感じています。 「長」の部分は学校現場はたくさんの種類の業務に加え、突発的に起こる生徒対応などがあるため、先生たちはお互い忙しいことを認識しあっています。忙しいから多少の抜けや遅れはお互いしょうがないよね、と寛大に対応することができる点です。 「短」の部分はこの言葉の上に胡坐をかいている間はこの学校現場の忙しさや忙しさ故に起こるミスやトラブルは改善されないという点です。 「しょがない」って諦めちゃって

        担任の仕事

          「生徒に寄り添う」について

          よく聞きますよね。「生徒に寄り添う」。 私はあまりこの言葉好きではありません。なぜ嫌いか、それは普段から私は生徒たちには自分の考えや視点は絶対的なものではなく、個々人の数だけ視点や考え方は存在するということに気付いてほしいと思いながら生徒に対応してるから。 生徒の気持ちに共感して寄り添って理解してあげて、なんなら友人関係トラブルに関しても裏で動いてあげて、、、、こういう風にしてしまうと、我々の手から離れた彼らはそれらの問題に対処する術を持たないまま新たな環境に行ってしまう。

          「生徒に寄り添う」について

          会議の在り方

          会議の本質や真の目的とは何なのか。大きく分けると2つになると思う。 意思決定 情報共有 もう少し細分化することができると思うが、この二つは確実に会議の本質であると思う。 一方で学校現場で行われる会議は大きく分けると4種類 学年会 G会 教科会 職員会議 他にも詳細なものがあると思うがどの学校にもあるのはこんな感じであると思う。 学校で行われる会議はその議題が情報共有なのか、意思決定なのかラベリングされることがなく、話したい人が雑多に情報を発散して終わり。みたい

          会議の在り方

          反省と再認識

          着任4年目の自分の最近を振り返ると、担任やグループ業務、部活などの学校現場に存在する業務に対して、ある程度の正確性とスピード感をもってこなせるようになってきた。まだまだ知らないこともあるけれど、同じ年次やGの人、管理職にも信頼してもらえるようになり、ICTの研修などの実施を通して、職場においての影響力も高まってきていると思う。次の異動先に関しても校長から教育委員会へ推薦したいと打診されたりもした。 端的に最近は「自信」がついてきていたんだと思う。それと同時に少し傲慢にもなっ

          反省と再認識

          感情の内訳を考える

          4月5月、新年度が立ち上がったばかりで慌ただしすぎたせいで、日々を振り返ることをおろそかにしてしまっていました。反省。何が忙しかったかすらしっかりと振り返ることができません。マジでダメダメです。 今日は題名にあるようなトピックを記述していきたいと思います。 日々を過ごしていると何かしらの外的要因で感情に変化があると思います。焦りや不安や苛立ちや悲しみなど。。。 特にマイナスな感情にフォーカスすると行動のパフォーマンスも下がってしまいがちです。 私はそういうは感情に対応して

          感情の内訳を考える

          校務はタイミングと細分化がすべて

          自分の思考を言語化して、自身の姿勢や考え方の輪郭を意識したいのでいろいろ書いてみようと思います。 学校にはたくさんやらないといけないことがある。 当然、複数のタスクの期限が重なることも往々にしてある。一人でできることもあるが、ほかの人とテンポを合わせてやらないといけないことの方が多い。校務分掌や学年を跨いで遂行される仕事が多いためだ。上記のことが原因で教員は忙しいと思う。でも、みんな忙しいからしょうがない。で思考を停止したくない。始めから残業や土日出勤を計算に入れて働くのは

          校務はタイミングと細分化がすべて

          生徒によるSHRと教員の立場について

          生徒によるSHR今日からうちのクラスの教員志望の生徒二人に朝のHRを任せてみた。 二人はチャットへのレスポンスも良いし、しっかり話も聞ける。とても信頼することができる二人。 朝一で担任クラスのclassroomに連絡した内容にプラスして職員の打合せで生じた連絡事項とそれまでに入った欠席遅刻連絡を統合して二人の生徒のチャットルームに送信する。二人ともレスポンスが良いのですぐに👍マークがつく。 40分に年次室前に集合して最後の打合せをしてSHRに臨む。 同級生がやっていることもあ

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          学校のタスク管理について

          日々学校で勤務していて思うことは、学校の仕事は多岐にわたっていて、進捗管理が非常に難しいにもかかわらず、管理のされ方は教員個人の記憶や能力、これまでの経験で培われたスケジュール感と、分掌ひいては学校によって階層構造が異なるエクスプローラーで管理運営されているなぁ。かなり属人的であり学校間での互換性もないなぁ。と思います。これではプロジェクトの進捗管理やタスクの割り当て配分も難しい。 解決策として私が企んでいるのは、一人一人の脳内にある情報をそのまま視える化して管理すること。

          学校のタスク管理について

          画一的な学校体制の限界

          うちの学校には実に様々なバックグランドを持つ生徒がいる。 発達障害、ネグレクト、起立性障害、ヤングケアラー、大学進学希望者、LGBTQ… これら様々なバックグランドが遠因となって学習に向かう態度に違いが出てくる。正直、やらない生徒に対して綿密に学習支援をしようなどとは思わない。高校はある一定の基準をクリアして入学してからものだし、義務教育でもないからやらなければやらなかっただけの結果をつけるだけで良いと私は考える。 しかし、一方でそんなドライで良いのか、とも思う。教科指

          画一的な学校体制の限界

          notionで授業管理(したい)

          こんにちは。今日はタイトルの通りnotionを使った授業管理について書いていきたいと思います。notionに詳しい人何かアドバイスがありましたら是非お願いします! 私は一昨年度からnotionを使い始めました。導入の理由は「授業の管理」というよりは校務分掌や担任業務などのタスクを漏れなく実行するためでした。担任を持つとキープしておかなければならない情報が格段に増えるので、担任を持ち始める前に何かないかなと探しているところでnotionと出会い、使いやすさは汎用性に惚れ込み使

          notionで授業管理(したい)

          部活動の目的について

          今年度の目標は「自分の日々の思考やアイディアを言語化することで自分へのメタ認知を図る」なので、頑張って文章を書いていこうと思います。 記念すべき初投稿のトピックはタイトルの通り「部活動の目的について」です。 今現在私は公立高校の教員をしています。 私が勤務している学校はあまり部活動が活発でなく、私が顧問を務める部活も部員が1人なので、他校と合同チームを組んで週末に活動をしています。 合同チームを組ませてもらっている他校の先生方は、体育の先生が多くを占めており、非常にスポ

          部活動の目的について