二番めの悪者
「二番めの悪者」は、誰なのか?
あっという間に、総裁候補が次々と涌いてきて、
新政策を論じ、にわかにお祭り状態ですが、
ばかばかしい限りではありませんか?
候補者である彼らは、内閣の一員であったり、
与党の有力者であったりなのです。
自らの政策を説く前に、
まずはなぜ真逆一連の政策を支え続けてきたのか、
黙認したのかを説明する義務を負うのではないでしょうか。
菅政権でかではありません。
その前にあった安倍政権の間も、
「みなさんは、一体何をやってたのですか」と、問う義務を
私たちも持っているはずです。
「二番目の悪者」という絵本。
金色のたてがみを持つ金ライオンは、
一国の王になりたがっていました。
自分こそが王にふさわしいと思っていました。
ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが
「次の王様候補」と噂に聞きます。
そこで、ある日、
金のライオンはとんでもないことを始めました。
登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
昨今の世界の政治状況を思う時に、
この寓話が身にしみます。
「誰がこのような状況を創りだしたのか?」
「誰がこのような為政者を放置していたのか?」
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