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DT未来「東京シンポジウム」参加レポート - 歯科技工の未来を考える


はじめに

本日、東京で開催されたDT未来シンポジウムに参加してきました。新幹線での帰路、今回のシンポジウムについて私なりの考えをまとめてみたいと思います。

シンポジウムとの出会い

このシンポジウムとの出会いは、YouTubeのおすすめ動画で新潟シンポジウムを見つけたことがきっかけでした。新潟シンポジウムは、これまでの開催の中でも特に印象的なものでした。日本歯科医師会会長、日本歯科技工士会会長、日本歯科技工教育連盟会長、そして厚生労働省の保健担当課長といった、業界の重要人物が一堂に会する画期的な会議でした。

新潟宣言から東京シンポジウムへ

新潟シンポジウムでは、法改正に関して誰からも反対意見が出ず、厚生労働省の小椋課長からも前向きな発言があり、大きな期待を抱かせるものでした。今回の東京シンポジウムは、このシリーズの最終回として位置づけられ、私は新潟宣言を受けての具体的な発表があるものと期待していました。

現実と展望

しかし、期待していた法改正の具体的な進展は、残念ながら今回は実現しませんでした。ただし、厚生労働省から新たな取り組みとして、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士に関する啓発活動を12月から開始するという発表がありました。

感謝と今後への思い

このシンポジウムを通じて強く感じたのは、歯科医師会、厚生労働省、歯科技工士会の上層部の方々、特に千葉県歯科医師会のプロジェクトチームの皆様への深い感謝の気持ちです。歯科技工士として、これほど心強い支援をいただけることに、心から感謝しています。

私の結論:自助努力の重要性

今回のシンポジウムを通じて得た最大の気づきは、「他力本願ではいけない」という点です。法改正や制度変更への期待は持ちつつも、現在の枠組みの中で自分たちにできることを着実に進めていく必要があります。

今後に向けて

今回の経験を通じて、歯科技工士として私たちができることを、地に足をつけて考えていきたいと思います。過度な期待や安易な解決策を求めるのではなく、現状の中で最善を尽くすことが重要だと感じています。

確かに目指していた成果は得られませんでしたが、これは終わりではありません。この経験を新たな出発点として、歯科技工の未来を切り開いていきたいと思います。

歯科技工士の皆様一人一人が、それぞれの立場で何ができるかを考え、実行していくことが、業界全体の発展につながるのではないでしょうか。

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