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気がつけば50代 - 変わる姿、変わらぬ心
いつまでたっても本当の自分の年齢に追いつかないかもしれない
先日、仕事関係のシンポジウムに参加した際の出来事がきっかけで、年齢について深く考えさせられました。
予期せぬ自己発見
シンポジウム会場でYouTube撮影が行われており、私の質問シーンを撮影させていただきたいとの依頼を受けました。緊張した表情が映るのではないかと心配でしたが、実際の映像を見てみると意外にも落ち着いて映っていました。
しかし、その代わりに気づいてしまったのは、私の予想以上に「老けた」姿でした。少なからずショックを受けました。
気づかぬうちの変化
年齢を重ねることは段階的な変化のはずですが、気づいた時には既に大きく変わっていました。特に40代に入ってからの変化は顕著で、白髪も増え、50代らしい容姿になってきました。
しかし、不思議なことに、心の奥底では小学校4〜6年生頃の感覚のままです。大人として振る舞い、それらしい行動をとっているものの、内面の成長は果たしてその年齢に追いついているのでしょうか。
永遠の心の原点
私の場合、心の原点となっているのは小学校高学年の頃。朝から晩まで釣りに興じていた、あの充実した日々です。今思えば、それほどまでに幸せで完成された時期だったのかもしれません。
「このまま気づかないうちに年を重ね、そして気づかないうちに人生の終わりを迎えるのだろうか」—そんな思いが頭をよぎります。
終わりに
年齢相応の実感を持つことは可能なのでしょうか。あるいは、永遠に心は少年時代に留まり続けるのでしょうか。その答えは分かりませんが、これからも自分の心と向き合い続けていきたいと思います。
もしかしたら、あの頃のように心の底から楽しめる趣味や活動を見つけることが、現在の自分と向き合うきっかけになるのかもしれません。