CADシステム3Dプリンター導入検討
歯科技工所におけるデジタル化の波:小規模ラボ
歯科技工所アンケート報告書によると、3人以下の技工所が全体の76%を占めているそうです。多くの歯科技工所、特に小規模な技工所にとって、CAD/CAMシステムなどの高価な機器の導入は経済的に困難であることが予想されます。私もそのうちの一人です。
最近、歯科技工におけるデジタル化の必要性が数年前と比べて格段に高まっていると感じます。もはやデジタル機器なしでは事業の先細りが避けられない状況だと感じます。
私のラボでは、数年前からストローマンD7スキャナーを導入していました。しかし、CADインレーの保険導入やデジタル印象の保険点数加算、さらにはデジタルデンチャーへの関心から、より高度なスキャナーや3Dプリンターの導入を検討しています。
導入への道のり
経済的理由から導入を先延ばしにしてきましたが、もはやその状況を打開する時期に来ています。そこで、私の導入事例や導入コスト、活用事例などを共有することで、同じ悩みを抱える技工所の方々のちょっとした参考になればと思います。
CAD/CAMシステム選びのポイント
システム導入にあたり、まず歯科材料メーカーの営業担当者に相談しました。幸運にも、デジタル機器に詳しい担当者を紹介していただけました。この方は、多数のメーカーの情報を公平に比較検討し、最新のトレンドを踏まえたアドバイスをしてくれる、非常に貴重な存在でした。
私は以外にも思いましたが、こういった方は現在レアな存在かと思われます
候補となったシステム
その方のアドバイスで、現在以下の2つのシステムに絞って検討しています:
松風SWAVEシステム
スキャナー:3シェイプ(E3RED)
デザインソフト:デンタルシステム
プリンター:SWAVE IMD-S
デンケンのCADシステム
スキャナー:EDGE または FREEDAM X5
デザインソフト:exocad
次回以降で、これらのシステムの比較と、導入までの過程についてお伝えする予定です。