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歯科技工所:大企業と小規模事業者の違いとは


こんにちは。歯科技工士歴30年、独立開業10年の50歳男性です。今日は、大企業と小規模事業者の違いについて、私の経験から得た洞察を共有したいと思います。

24時間365日サービスの覚悟

小規模事業者が大企業と競争するためには、明確な差別化が必要です。私が最近気づいたのは、それが「24時間365日サービスを提供する覚悟」ではないかということです。

大企業のサポートは通常9時から17時までで、それ以外の時間は対応できません。休憩時間もあり、混雑時は待たされることもあります。対照的に、小規模事業者である私たちは、いつでも対応する覚悟があれば、顧客にとって大きな価値を提供できます。

直接対応のメリット

大企業では、電話対応が機械化され、顧客を長時間待たせることがあります。一方、小規模事業者では、経営者自身が直接対応することができます。これは顧客にとって大きなメリットですが、経営者側には負担が大きいのも事実です。

しかし、この「覚悟」こそが、小規模事業者の強みになり得るのです。家族の理解を得ながら、この覚悟を持って事業に臨むことが重要です。

コーチングの考え方

最近、コーチングについて学ぶ機会がありました。顧客と「並走」し、共に問題解決を図るという考え方です。歯科技工の分野でも、単にサービスを提供するだけでなく、歯科医師と並走し、新たなサービスを提供していく姿勢が大切だと気づきました。

このためには、自身も継続的に学び、成長し続ける必要があります。顧客をコーチングできるレベルまで知識を高めることが、小規模事業者の強みになるのです。

若手の経験不足とコミュニティの重要性

若手や経験の浅い技工士にとって、技術や知識の不足は大きな課題です。しかし、これはコミュニティの力で補うことができます。例えば、ディスコードなどのプラットフォームを使い、分からないことを質問し合える環境を作ることで、個人の限界を超えたサービスを提供できます。

このような相互サポートの仕組みは、ウィンウィンの関係を生み出し、業界全体の底上げにもつながります。

最後に

開業して10年、やっとこのような考えに至りました。小規模事業者として成功するには、24時間365日の覚悟、顧客との並走、継続的な学習、そしてコミュニティの活用が重要です。これらを実践することで、大企業にはない価値を提供し、持続可能な事業を築くことができるのです。

皆さんも、自身の事業においてこれらの点を意識してみてはいかがでしょうか。きっと新たな可能性が見えてくるはずです。多忙な毎日のなかとても難しい問いかけかもしれませんね…

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