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139 八王子市社会福祉協議会、輪島に行く④ 10/11から12 宿泊施設と二日目の輪島

 厳密にはからの続き。午後4時にボランティアを終えて朝市通りの被災具合を確認した後、二泊目の宿泊場所までチャーターバスに乗る。予定表では一時間半で、実際そんなに近くありませんでした。そこは輪島へのボランティアの御用達の宿泊場所で、前日に泊まったホテルと比べて簡素なものでした。ベッドがある場所は言ってみればゲストハウスで、その他に食事ができる会議室、トイレとシャワー室がありました。風呂はなく、男女交互に日中ボランティアで掻いた汗を流したのです。
 夕食はお昼に続いて弁当。実は食費を節約するためにお握りになる事前情報もあったのですが、食事くらいは満足してもらいたいと思ってくれたようで、私の普段とあまり変わらない食生活でいられました。
 食後はお茶の時間で一日目のボランティアの反省会。ここで私も持ってきたお茶菓子を振る舞いました。実は能登豪雨の日、能登食祭市場で紙袋で買ったお菓子の詰め合わせの残り。すぐに二箱は職場に持って行きましたが、他の二箱が残っていたのです。

 他の人からの差し入れもあり、内容的にも有益なミーティングでした。それでも就寝までには時間があり、暗い外に出てすぐそばの自販機で飲み物を買い、戻って喉を潤すこともしました。
 そして二段ベッドの下で寝袋を広げて入るのですが、パジャマに着替えるまで作業着から着替えることはありませんでした。実はチャーターしたバスを汚せないので輪島市たすけあいセンターで着替える予定だったのですが、座席にビニールを被せてくれてその必要はなくなったのです。
 だから翌12日土曜日、パジャマから着替えるのは作業着で良かったのです。もちろん下着と靴下、Tシャツは作業初日とは別です。その格好で朝食、サンドイッチとカップ麺を食べた後、バスに乗ったのです。その一時間半の行程も決して順調なものでなく、車酔いを心配された方もいたようですが、全員無事にたすけあいセンターに着くことが出来ました。
 もちろん前日の金曜日もこの日の土曜日も八王子組以外にも多数のボランティアが来てくれていました。しかし前日はボランティアが終われば宿泊場所に行くだけなので時間に融通が利いた一方、この二日目はその日のうちに八王子に帰らなければならず、午前中が勝負と言われていました。私もそのことを肝に銘じ、作業への気合いを入れていたのです。その結果お昼までに三件を回ったのですが、一件を注力して作業した一日目より消化不良になったのでした。もっともそういうもんだと、これまでの能登の災ボラの経験でわかっていたので、心残りはあるけど納得できました。(大塩高志)

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