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081 6月22日(土)、災害ボランティア運営訓練、実施

 報告が遅れましたが去る先週の土曜日、度々告知していた災害ボランティアに関する訓練がありました。今回の訓練は実際の現場の作業のシミュレーションでなく、来てくれたボランティアを適切に捌き、現場へ送り出す直前までの作業を確認することでした。つまり私が能登での災害ボランティアで採算体験した、作業場所へ行くためのバスやハイエースに乗るまで、運営スタッフ側から見る期待でした。
 実際に災害が発生したら、以下の班が発足します。

受付班:ボランティアの受付。今回からキートンを利用し、紙で受付表を書くことはなかったです。
ニーズ班:ボランティアを必要とする現場の情報を収集してデータ入力する班です。今回はボランティア受付からなので、訓練の作業にはありませんでした。
マッチング班:来てくれたボランティアを割り振る作業です。
送り出し班:オリエンテーションとともに派遣状況の確認。
資材管理班:ボランティアで使う資材を受け渡す班。在庫管理など、マッチング班との連携が必要。実際には資材を用意しなかったので、今回の訓練ではなかったです。

 結局今回の訓練は、⓵受付班→②マッチング班→③送り出し班、の作業手順の確認でした。そして実際の災害ではともかく、訓練ではこのマッチング班の手順が一番明確になっているため、一番苦労する作業でした。なので以下は私が担当したマッチング班について解説します。

マッチング班について
⓵ニーズ表をバインダーに挟む
 ニーズ班が作成してくれたボランティアが必要な現場の情報、ニーズ表を一件ずつバインダーに挟み、分類ごとに机に並べます。
②ボランティアを整列
 来てくれたボランティアを作業ごとに整列させます。今回の作業区分は二つでした。
③ボランティアとニーズ表とのマッチング
 ニーズ表には必要な人数と男女の別が必要かなどが描かれてあります。ですからニーズ表の人数が埋まるまでボランティアを待たせることになります。その間、ボランティアには注意事項が描かれた書類を読んでもらいます。
④送り出し班への送り出し
 作業内容をボランティア各人に確認してもらい、お互い自己紹介してもらいます。

 手順としては以上の通りです。私は椅子に座って割り振りを担当していました。でも送り出し担当の人が送り出し班から帰ってこない時があり、私も送り出しをすることがありました。でも一回目はただ送り出すだけで、二回目は書類を見てくれるよう言っただけで、満足な送り出しが出来ませんでした。しかも手が空いた送り出し班の人を見つけるのに時間がかかり、パニックにならなくてもてんてこ舞いになること確実と思いました。
 でも気になったことを見つけられたことは、何だかんだ言って能登の経験の賜物でした。というのもニーズ表は文字情報だけで、写真が一枚も載っていなかったのです。もちろん写真でも活動場所の全体像を写せるわけではありませんが、断片でも一枚でもあれば作業場所の雰囲気があり、現場への心構えが出来たと思います。
 そして写真があればと言うこと、私がマッチング班の反省会で指摘した後、全体の反省会で取り上げて下さいました。あまり時間がない中で特に取り上げてくれたこと、有り難がったです。(大塩高志)

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