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247 二月二十一日から、四回目の七尾災害ボランティア②

 改めて一日目のオリエンテーションの後、各自の割り当てを決め、それぞれの現地へ。一日目に集まったのは二十人ほどで、ほどなく軽トラやハイエースに分乗して出ることが出来ました。しかし七尾市は合併で大きくなったこともあり、以前の三回のボランティアも道程は長かった覚えがあり、この日も現地に着くまで二十分以上かかったはずです。

行く途中の雪道

 現地での作業は震災対応でした。民家の倉にまとめていた可燃ごみ、他に不燃ごみや鉄の資材などを軽トラにバケツリレーで運び込む作業でした。作業的にはバケツリレーなので困難でないのですが、しかし数が多い。
 行く前の計画では不燃と可燃を別の軽トラに乗せようとしていたのですが、少し高く積めば全て詰める見通しが立ち、不燃や鉄などの後に可燃ごみも詰め込んだのです。
 そしてゴミ集積場へ。前回のnoteで言及しましたが震災ごみの集積場所である仮仮置き場ではなく、本来という意味での普通のごみ収集ステーション。その道程で通ったのが前回のnoteで記した思い出の通りだったのです。ステーションは小丸山城址公園のさらに先、五分から十分はかかったか?
 本来の場所だから運用は厳格で、カードを差し込んでゲートを潜り、まず可燃ごみを降ろす施設に入ります。そこで施設の開口部に軽トラの後ろを合わせた後、袋に入れてある可燃ごみ、木材などを開口部に捨てていきます。
 終わった後は一旦施設を出て、今度は不燃ごみの処理施設へ。埋め立て、という言葉がその施設にあったと記憶してます。不燃ごみが終わったら完全に処理施設を出て、そのまま午前二件目の現場へ。
 あまりないと最初は思ってたけど積んだらまあまあ盛り上がりました。

積んだ軽トラ、後ろから
積んだ軽トラ、左側面から

 ちょうどお昼の時間だったのでこの軽トラの状態でおらっちゃ七尾に一旦帰りました。そこで昼食を摂ったのですが、事前の告知ではお昼は各自持参と出てたので総菜パンをも三つほど買ってたのですが、炊き出しを出してくれました。意外に量があり、おかわりも出来たので午後動くのに十分の量を摂ることかできました。
 そして午後、実は上の二枚の同一の軽トラ、現地に行くのに乗せてもらった車両なのですが、午後は被災地の仕事はやらず、この軽トラに乗せてもらってゴミ集積場で廃棄物を降ろすのを手伝っただけです。
 空にした軽トラで帰った後は各自の報告会。確か四班くらいあったと思いますが、全く思い出せないでいます。そして災害ボランティアの長い夜が始まります。といっても外は雪景色。宿から直接来たので和倉温泉駅の方向もわからないので、動くと危険と思ってオリエンテーションやお昼を摂った講堂みたいなところで身体を休めていたのでした。
 そして夕食を食べ、眠気も襲ってきて朝が早いだろうと思って十時前に床に就いたのです。輪島の時のようにテント部屋を作ってくれていました。違いは丸テントだったことで、それは多分七尾野球場のテント村で使ったテントを流用したもの。しかし今回は敷布団も掛布団もあり、シュラフも揃っていたので、持ってきたシュラフを使う必要ありませんでした。用意していただいた寝具で十分、普段の眠りを享受できたのでした。(大塩高志)

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