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077 災害ボランティアリーダー養成講座、三日目

 昨日の夜、災害ボランティアリーダー(運営スタッフ)養成講座、 第三回がありました。今回ようやく、八王子の社協が実施している災害ボランティアリーダーの役割が説明されました。簡単に言えば八王子で災害が起こっ時に集まってくれた災害ボランティアを捌く役です。
 運営の仕方は大規模災害と水害については若干違うようで、前者は本部がある一括管理ですが後者は現地に近いところで拠点を作るとのことです。尤も五年前の台風による災害の時は市役所の体育館に本部を置き、そこから被災地にボランティア要員を運んだそうですが。
 とはいっても大規模災害でも水害でも八王子のボラセンの体制は変わりなく、受付班、マッチング班、送り出し班、資材管理班、ニーズ班に分かれてます。
 ニーズ班はボランティアが必要な場所のニーズ情報収集が仕事です。これは事前に集める情報なので、土曜日の実地訓練には入ってません。ですから土曜日は受付班から。

 受付班:来てくれたボランティアの受付です。能登のボランティアでも使ったキートンを利用するそうです。訓練でもキートンを使うのは初めてみたいで慣れるため、紙への記入は今回は無しだそうです。
 マッチング班:実は土曜日の訓練で私が宛がわれた班。事前に集めたニーズにボランティアをマッチングさせる仕事。
 送り出し班:一番苦労する班かも。オリエンテーションの実施とともにボランティアの派遣状況を管理する仕事があるから。
 資材管理班:ボランティアで使う資材を受け渡す班。一件単純なようだけどマッチング班との連携が必要とのこと。

 地域によってボラセンを体制が違ってることが興味深かったです。能登のボランティアでは七尾と珠洲市では拠点でのオリエンテーションがあり、輪島市でもボラバスの中でだったけどまず現地の現状説明がありました。八王子市の社協は多分被災者ファーストという考えから、ボランティア全員への情報共有は必要ないという結果と思いました。

 他には阪神淡路大震災を契機とする災害支援ボランティアの歴史概論、実際の支援が入った主な災害、そしてその中核となる社協、社会福祉協議会の説明がありました。社会福祉法という法律に定められた非営利の民間団体、というかなり特殊な位置づけ。
 さらに八王子市の災害ボランティアセンターの取組み事例として、やはり令和元年台風第19号での活動が紹介されました。第1フェーズの初動対応期、第2フェーズの本部集約期、第3フェーズの地域移行期に区分できると紹介してくれました。この区分は全ての災害で適用、応用できると思い、大変勉強になりました。

 最後に私が仕事のオーバーワークで行きそこなった、東京ボランティア・市民活動センターによるボランティア活動。活動の実際はプライバシーの問題があるためパンケーキを食べてもらうサロン活動としか話せません。noteしてもいいと思うのはビラ配りです。サロン活動は毎雌雄やっていて、常にビラは来週開催予定の内容ですが、今回のビラ配りは隣の家の距離があり、時間がかかったそうです。
 いよいよ明後日がボランティア運営スタッフの訓練の本番。てんてこまいになるとこを覚悟して臨みたいと思います。(大塩高志)

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