憲法は不磨の大典ではない/逢坂誠二 #7698
【24年1月29日 その6001『逢坂誠二の徒然日記』 #7698】
夜明け前の函館、徐々に東の地平線が朱色になってきました。雲が少なく西には月が浮んでいます。氷点下1度。朝のうちは晴、昼頃から曇り、6度の予報です。
1)憲法は不磨の大典ではない
以下は、2005年民主党の憲法提言の、枝野幸男議員が書いた前書きの続きです。
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もちろん、憲法といえども、決してすり減ることのない「不磨の大典」ではありません。社会の変化に応じて、不断の見直しが求められています。そして、その見直しを行う主体も、憲法で命令される側の国会ではなく、主権者である国民自身です。ここに立憲政治の核心があります。
ところがこれまでの憲法議論は、本来「まな板の上の鯉」である公権力の側が中心となり、その内容も、公権力の都合ばかり優先される傾向がありました。私たちは、本来の当事者である国民自身の議論を喚起することこそが重要であり、そのための素材を提供するという謙虚な姿勢で、この「憲法提言」を取りまとめました。その内容も従来の憲法議論にとらわれることなく、「国民主権をどうやって深化させるか」という視点に立っているつもりです。
==以上、引用終了==
この文章は、特段の説明は不要かと思いますが、ポイントは以下の3点です。
*憲法不断の見直しの主体は、国会ではなく国民自身
*これまでの憲法議論は公権力の都合ばかりが優先される傾向
*本来の当事者である国民自身の議論を喚起することが重要
また立憲民主党の綱領に次のことが書かれています。
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私たちは、立憲主義を守り、象徴天皇制のもと、日本国憲法が掲げる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持します。私たちは、立憲主義を深化させる観点から未来志向の憲法議論を真摯に行います。
==以上、引用終了==
この綱領は、私が原案を書いています。
*象徴天皇制のもと、「国民主権」「基本的人権」「平和主義」を守る
*今の良い憲法を立憲主義を深化させる観点で、より良くする
ここではこの2点を言っています。
立憲民主党の憲法に対する姿勢が多少は理解頂けると思います。
さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.1.29===
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