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議員任期延長議論は不十分/逢坂誠二 #7787

【24年4月27日 その6090『逢坂誠二の徒然日記』#7787】
昨日は都内で仕事の後、札幌入りし、夜に帰函しました。午前5時の函館、空は既に明るくなっています。気温9度。日中も晴れ、予想最高気温は19度、花見日和です。

1)議員任期延長議論は不十分
憲法審では、緊急時に国会議員の任期を延長すべきとの議論が威勢よく展開されています。

「議論が尽くされた」と繰り返し指摘される方々がおられます。本当にそうでしょうか。

まずやるべきことは、災害が発生した場合であっても選挙が実施できるよう法改正も含め最大限の工夫をすることです。さらに現行の緊急集会の役割の点検を行い、足らざるところを法的に補うことです。


国会議員の任期延長を可能とする憲法改正は、国民の選挙権又はその行使を実質上制限することになるので慎重かつ抑制的であるべき


災害発生地域の衆院議員が死亡した場合、任期延長すれば、被災地の国会議員が欠けたまま国会が開かれることになり、被災地の声が国会に届きにくくなる可能性がある


選挙ができないことなどの認定主体が内閣であれば、内閣が国会の召集を希望するときのみ国会議員の任期を延長することも可能になり、濫用的な運用となる恐れがある


任期延長期間の判断はどのような根拠に基づいて誰が行うのか。内閣が行えば内閣の恣意的判断になる可能性がある

いくつも幾つも疑問点があります。議論し尽くしたとは到底言い難いのです。落ち着いて丁寧な議論が必要です。以下の点を含めまず災害に強い選挙にしなければなりません

*選挙人名簿のバップアップのあり方
*遠隔地に避難した被災者の投票環境確保
*避難先の最寄りの市町村役場で投票できる制度とすること
*郵便投票制度の要件の緩和
*自治体間の選挙事務応援の仕組みの創設

日本の将来や国民のことを考えずに、憲法審査会や憲法が政治利用されていることに憤りを感じます。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.4.27===
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