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花も枯れる7連勤

たぶん後にも先にもない月曜日から日曜日までの7連勤、終了。

身体と心がどんどん離れていくのがわかった。

直近の洗濯は2回連続でティッシュと一緒に洗ってしまって、洋服は洗濯する前よりも汚い。前髪はこれまでにない場所でぱっくりと分け目ができて見るからにダサいし、外食が増えて味の濃いものばかり。今どんな音楽を聴きたいのか自分でもわからない。

仕事をして1日が終わる。それを7回リピートした、それだけの話。ある意味ではしあわせなのかもしれない。この1週間で多分100を超える人たちと関わった。社会のど真ん中でもいたような気分だ。

でも、罪悪感とか無力感とか、寂しさが積もっていくのはなぜだろう。仕事をしている時の自分は透明人間みたいで、絶望的に冷たい。まあ、仕事以外の時もそうなのかもしれないけど、草。

食べて、寝て、働く。単なる労働のためのサイクルじゃ、心は満たされないんだよ。

どんな方向を向いてどんな力加減で社会に入り込めば、他人のしあわせや希望に満ち溢れた未来に触れられるのか見当もつかない。

社会人1年目に抱えていたそんな悩みは今でも変わらないけど、2年目には突入するとそういう悩みを横に置いて仕事“だけ”をこなせるようになったきた。

よし、1歩前進だ。ああ、10歩も100歩も後退しているかもしれない。

労働だけど仕事じゃない、ということなのか。

7連勤が終わって月曜日。お花屋さんで足が止まってお花を買った。え?って驚くくらい良い香りがして、色はこれまでにないくらい綺麗だった。

ああ、これが、1週間で私が失ったものだったんだと思った。今回はギリギリ取り戻せそうだ。

急いでお部屋に飾ろう。

おわり

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