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スナックドラマ校長パーティー

先日買ったスナック菓子のパッケージの裏に「パーティーに適した袋の開け方」が書いてあって、一人でドラマを観ながら食べようと思って買った身としては「そうか、パーティーで食べることもあるのか」と目から鱗だった。

ここで「パーティーとは縁遠い私」的お手軽自虐風ジョークで面白の小銭を頂戴してもいいのだけど、本当にはそう思っていないのでやめておく。思ってないやつの自虐風味はすぐバレるからやめましょうと校長先生も言っていた。あと、入学したときはランドセルが歩いているようだった皆さんがこんなに大きくなって卒業していくとは、とも言っていた。多分毎年言っていた。気に入っていたのだろう。

そんな感じなので、「なるほど、パーティーをやるときはこうやって開ければいいのか」と感心しつつ黙々とスナックを頬張りドラマを観た。ハイボールも飲んだ。CMに入るとスマホをいじり、ハイボールのおかわりを作った。録画なのでCMは飛ばせるのだが、なんとなく飛ばさなかった。ドラマは面白かった。

ここで「一人でスナック菓子食べながらドラマを観るのだって最高のパーティー!」的な既存の価値観に縛られない軽やかでポジティブな姿勢を打ち出してもいいのだけど、本当はそうは思ってないのでやめておく。思ってないくせに上っ面で柔軟な姿勢をアピールしてもすぐバレると教頭先生も言っていた。あと、この後校長先生のお話です、とも言っていた。多分毎年言っていた。いつかは自分が、と思っていたのかは知らない。

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