怖くなりたいだけなのに

YouTubeで怖い話を聞いている途中で寝てしまった。寝転がって聞くのが悪いのだが、夏の午前中に冷房の効いた部屋で寝転んで聞く怪談ほど楽しいものはないのでついそうしてしまうのだ。極端な話、立って聞けば寝ないのだろうけど、わざわざ怪談を立って聞きたくはない。デビュー前のYUIがやっていたという路上ライブならいくらでも立って聴けるだろうが、それとこれとは話が違う。YouTubeの怪談は寝転んでなんぼなのだ。

これじゃいかんと、仕事へ向かう特急列車内で再チャレンジしたのだが、またしても途中で寝てしまった。僕は移動中と世界史の授業ではほぼ確実に寝てしまうので仕方ないといえば仕方がないのだが、せいぜい20分の動画も最後まで観れないのかとだんだん情けない気持ちになってきた。怖くなりたいのに寝ちゃう。寝ちゃうんだ。怖くなりたいだけなのに！

これで寝ている間に現実世界にも侵食してくるタイプの不気味な夢でも見ればかなり怖いのだけど、当然そんなこともなく、一切夢など見ずに寝た。ぐうぐう寝た。動画はまた後日改めて見るとしよう。