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チャットモンチーはすごい

日常生活の中で「サングリア」という単語が出たとき、結構な頻度で

「サングリア」
「チャットモンチー?」
「シャングリラね」

というやりとりが生じがちだ。もはや面白いとか面白くないとかは関係なく、誰かが言い始めたら当たり前に誰かが応じる。それによって盛り上がるとかもなく、ただやる。そんなやりとりだ。

例えるならしりとりの序盤における

「しりとり」
「りんご」
「ゴリラ」
「ラッパ」

の流れみたいなものである。人々の意識の中にこの流れが完全に染みついていて、それを大多数が共有していることにより、脳を働かせずとも自動的に反応することができる。歩くときに手足の動かし方をわざわざ意識しないのと同じだ。しりとりが持つ圧倒的認知度がなせる技である。

そんな国民的遊戯「しりとり」で起こるのと同じような現象を、造語でもない「シャングリラ」を持ってして起こしてしまうチャットモンチー。これはかなりすごいことではないだろうか。音楽的評価に加えて、今改めて注目されるべき部分なのかもしれない。

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