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米国:お金の経験4

1992年のことですが、米国の東側の北端、ロブスターで有名なメイン州にあるプラウツネック(Prouts Neck)という場所で開かれる小さい学会に出席しました。前立腺癌の専門家が集まる会議で何とか出席したくてギリギリまで粘ってやっとアブストラクトを出して運よく受かったのですが、何かの拍子にボスから一緒に行くか?と聞かれ、ついYesと答えてしまいました。NYからボストンへ行き、レンタカーを借りて行きました。尊敬してますし仲の良い間柄ではありますが、一緒にいると、とにかく緊張するので車の中でも緊張しまくりで「お腹減った?」「yes」「休憩でトイレ行く?」「Yes」。大体、高速の休憩所にはマクドナルドしかありませんが、
「何でも好きなだけ食べていいぞ」「Yes,(だけど食べたいものはありませんが)」。マクドナルドの領収書もしっかりもらい、高速の料金所の1ドルの領収書もしっかりもらい「全部、病院が払うから」と。日本的にマックぐらい自腹でおごらんかい、と一瞬思いましたが、発表に行く、これはちゃんとした大事な仕事だから当然、病院が払うもんだと考え直しました(これは米国的です。日本ではそうそうお金は中々出ません)。

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