Dr. Ohori
男性しか持っていない謎の臓器、前立腺とその病気についての解説
半沢直樹見ました。面白かったです。顔芸が凄すぎて笑えますが、歌舞伎ってもしかしたらこんな感じかーと変なところから興味も出てきました。痛快ですが金融の専門家が見れば、そんなことあり得ない、違法なんじゃないかー、などと感じるでしょう。しかし、多分、逆にそうだよなー、まあそんな感じもあるなー、こう言うセコいやついるようなー、と言う感想もきっとあるのではないかと思います。医療系のドラマと見ていると、あり得ないーと感じることも多々ありますが、一方でそうなんだよなー、偉そうに手術うまそう
もともと読書は好きで、時間があればちょこちょこ読んでいます。本屋に行くと「XXのバイブル」のようなタイトルに惹かれ、つい買ってしまいます。今回はアメリカのカーニハンという人の書いた「教養としてのコンピュータサイエンス」(日経BP)という本を買いました。毎日、当然のように使っているコンピュータ、スマホの成り立ち・基礎などを説明しています。こういう本を読んでわかったつもりでも3歩、歩くと忘れますが、それでも何となくデジタル世界の背景みたいなものが感じられてとても興味深いです。この
最近、携帯・鍵・定期券を持った。さー出かけて、清々しい朝の空気だなーと思いつつ、すれ違う人の冷たい視線を感じて「あっ、マスク忘れた」ということがたまにあります。もう、最近では忘れるを前提に鞄に予備のマスクを入れる様にしているので大丈夫ですが。米国ではマスクをしない自由を主張する人が沢山います。マスクを強いられることを自由への脅威という人さえいます。ネットにはマスクをしていない人に注意した人との殴り合いの喧嘩も出ています。生真面目で従順で我慢強い日本人からすると、どうして?、と
ついに我が故郷、イーハートーブ(岩手県)にもコロナが発生しました。よく今まで出なかったなーと思います。一方で、これだけ数が増えてますから出て当然だよなとも感じます。残念なのは、陽性になった人や周囲へ電話やSNS上での中傷が増えているとか。困ったもんです。一生懸命自分は予防してきた、それなのにこの人は予防も不十分で余計なことをするからウイルスを運んできたんどいう怒りから来るのでしょうか? 残念だーーと思う気持ちはわからないでもないですが、それを電話やSNSで発信して個人攻撃する
東京国際大堀病院は医療法人實理(みのり)会を母体とする病院ですが、今回、東京八重洲クリニックと荻窪西口クリニックと合併の認可が東京都からおり3施設が一つになりました。3年前までは東京医大に勤務していて、それまでの約30年間はサラリーマン医師でした。「ロボット手術を中心に死ぬまで前立腺がんに関って行きたい」から始まりましたが、よもや3施設と関連するとは夢にも思っていませんでした。3施設に関わるスタッフは総勢120人にもなります。責任重大です。合併の一番の良さは関連が深くなって、
1992年のことですが、米国の東側の北端、ロブスターで有名なメイン州にあるプラウツネック(Prouts Neck)という場所で開かれる小さい学会に出席しました。前立腺癌の専門家が集まる会議で何とか出席したくてギリギリまで粘ってやっとアブストラクトを出して運よく受かったのですが、何かの拍子にボスから一緒に行くか?と聞かれ、ついYesと答えてしまいました。NYからボストンへ行き、レンタカーを借りて行きました。尊敬してますし仲の良い間柄ではありますが、一緒にいると、とにかく緊張する
2000年の頃の話ですが、ボスのスカルデイーノ先生とオフィースで仕事をしていると電話がかかってきて何やら給料の話をし始めました。噂で聞いていたので相手はフランスの泌尿器科の先生で世界でも最も有名な腹腔鏡手術の第一人者でした。私がいることも意に介さず、具体的な金額を話していましたが、「基本給17万ドル(その頃は1ドル110円?ですから1800万円)でどう?」。米国は手術をすれば手術をした医師にお金が入りますから、かなりの額が上乗せされます。それにしても、MSKCC(スロンケタリ
ヒューストンに行って早々、街で日本では見かけたことのないガソリンスタンドの様な施設を見つけました。車が入るレーンが4つほどあり、それぞれ何かATMの様なものが付いてました。4つのレーンの前方には大きなガラス張りのオフィースらしきものがあり人がいます。「なるほど、さすが車社会、車用のATMがあるのだろう」と入って見ると。ATMマシーンではなく、単純に透明な筒状のものがあり、そこに何か入れ、前方のオフィースにエアーシュユーターの様に運ばれるシステムというのは見て取れました。こっち
1990年にヒューストンに行ったときには色々、文化の違いを感じました。その頃、何と1ドルが240円くらいでしたが、感覚的に1ドルの価値、10ドルの価値がピンときてませんだした。あの当時と今はだいぶ、お金事情も変わっているのだろうと思いますが、あの当時はクレジットカードはまだ全盛時代ではなかったと思います。何しろインターネットもまだまだの時代でメールも存在していなかったと思います。とにかく大事なのはチェック(小切手)でした。銀行口座を開くと、仮の小切手が渡されます。後で自分の住
未だに岩手県(イーハートーブ)にはコロナ肺炎が出ていません!! 誇らしい気分な反面、そこまでーという感じも持ってしまいます。岩手県民も自分や関係者が第一号になるんじゃないかと戦々恐々としているとのことです。先日、私が手術した患者さんで地方に住む方から電話があり、「東京で血液検査したいけれど、東京へ行って戻ったら2週間は自宅隔離だと周りから言われちゃって!」とのこと。当然、それでは近隣のクリニックで採血して下さい、で終わりましたが。ちょっと行き過ぎじゃないかと感じる話もあります
コロナもまだまだスッキリしませんね。東京も50人台が続きイヤな雰囲気です。一方でアメリカもまだまだ光が見えていません。私が住んでいた南部、テキサス州のヒューストンも増加傾向とか。カンファレンスで出かけたことのあるチルドレン病院もコロナ専用になったとか。計9年近くアメリカの臨床を見てきました。訴訟社会だから色々面倒なことはあるのは間違い無いですが、一方で医師としてはとても働きやすい環境だなといつも思っていました。私がいたヒューストンのベイラー医科大学の付属病院であるメソデイスト
新型コロナウイルス肺炎、東京で10人が診断と一時期に比較し明らかに減ってきました。まだまだ油断はできませんが。肺炎だけが病気ではありませんので多くの様々な病気を抱えた方が、この時期に病院に行きたくない、あるいは病院に行くまでに電車に乗りたくないと思うのは当然だと思います。実際、当院でも無料ネット外来の相談や電話再診が増えています。多くの方にとって病院とのアクセスに色々選択肢が広がることはとても良いことだと感じてます。電話再診は既に診断がついてお薬などを定期的に出している方がほ
多くの医療関係者は当初から、いわゆる「医療崩壊」の可能性は感じていたと思います。現在も現場で頑張っている人が何とか支えてくれていますが。もともと医療の現場はギリギリでやっているところが多く、普段の業務にプラスアルファはとても考えにくい状況です。残念ながら「病気にお休みなない」ので当然、普段から休日・祭日関係ありません。さらに今回問題になった未知のウイルスに対する備えはないと言って良いと思います。連日、テレビに出てくる感染症の専門家の皆さんも何十人といる感染症の医局を代表してい
手術難民という言葉は好きではありませんが、実際、多くの大学病院などがコロナのために手術を中心したりで減らしています。コロナは現時点で世界の脅威でどの病院も一番に取り組まなければいけません。しかし、一方で他の病気、特にがんを治療しようとしている人にとっては、手術を延期し、待つこと自体が恐怖だと思います。実際、我々の病院に他の病院で手術予定だったけれどキャンセルされたのでと手術を希望して来られる方が増えています。我々の病院は泌尿器科や婦人科の専門病院なので肺炎の高度な治療をするた
未だに我が故郷、岩手県にコロナが発生していません。最初はやっぱり田舎なんだなーと思いましたが、ここまでくるととても誇らしい気がします。最近では滅多に里帰りしませんが、新幹線で盛岡駅に降りた時にいつも感じる「新鮮な風」。確かに、ソーシャルデイスタンスは長いかもしれません。盛岡にいて、そうそう人の密集には出会いません。東北人に典型で多くの人が無口な傾向もあると思います。そんなことがコロナが発生しない理由かもしれません。ニュースによると岩手県ではごく普通の日常が変わりなく続いていて
志村けんさんがコロナウイルスの肺炎で亡くなりました。NBAのコービー・ブライアントが急死した時もショックでしたが、今回もショックでした。昔から、本当に良く笑わせてもらったとつくづく感じます。今もお笑い芸人は沢山いますが、志村けんさんほど、印象に残り記憶に残るギャグ・場面を持った人は中々いないと思います。日々、診療をしていて、多くの人の悩みと向き合ってはいますが、時に患者さんと笑う、大笑いすることも大事なことと感じています。入院患者さんの回診でも、小さい、大きい問題がありますが