ネットフリックス
もともと読書は好きで、時間があればちょこちょこ読んでいます。本屋に行くと「XXのバイブル」のようなタイトルに惹かれ、つい買ってしまいます。今回はアメリカのカーニハンという人の書いた「教養としてのコンピュータサイエンス」(日経BP)という本を買いました。毎日、当然のように使っているコンピュータ、スマホの成り立ち・基礎などを説明しています。こういう本を読んでわかったつもりでも3歩、歩くと忘れますが、それでも何となくデジタル世界の背景みたいなものが感じられてとても興味深いです。この本の受け売りですが、アナログとデジタルの違いを説明するところで、音楽や画像に触れています。動画は1870年代に英国の写真家が静止画像を連続して表示することによって得られた錯覚から生まれたとのこと。映画は毎秒24フレーム、テレビは毎秒25−30フレームが表示され、それを我々は連続的な動きとして感じているとのことです。しかし、古い時代には12フレームほどで、画面がちらついていたそうです。その「ちらつき」(flicker)という言葉が、映画を意味するflickとなりNetflix(ネットフリックス)としても使われているとのことです。なるほど、そういう意味かーと感心しました。良く目にするMPEG(Moving Picture Experts Group),ASCII(American Standard Code for Information Interchange)などなど説明も面白かったです。分厚い本ですから、読み終わる頃にはどんどん忘れてあまり頭に残っていないのではとも思いますが、どんな便利なものも基本的な発見から発生・発展しているのは頷けます。デジタル全盛の時代ですが、私も例にもれず、最近ではLPレコードなどなど古いアナログ的なものに惹かれています。とは言っても古いレコード・古い車、全ての情報はPC,テレビ,スマホのデジタルから得られる情報のみですが!