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両親学級をしてきた話

今日は所属する助産師会主催の両親学級に行ってきました。

開業するまで、
助産師会は在籍するだけで、
自分が何かの事業に参加することはありませんでした。

70代と40代の超ベテラン先輩助産師さんに混じってわたしもパパの妊婦体験の係をやります。

38歳。病棟勤務をしていたら、
何かしらの職務についていたり、
ベテランの域で仕事してたりするんでしょうね。 

ここではまだまだペーペーどころか
ヒヨコちゃん🐣 

70代の助産師さんの言葉は、
不思議な力があります。

パパママの不安な気持ちを
ふわっと包み込んでくれるような、
暖かくて優しくて心強い言葉。

彼女が、
『ママが大変だったり不安な時に
そばにいて大丈夫って声をかけてくれることが
1番大事なパパの仕事ですり
パパ、頑張ってね』 
って言ったんですよね。

こういうこと言われたことあるなぁ
って思う方もいらっしゃるかと思います。
わたしもこんな声掛けをすることがあります。


なんかこの言葉の重みが違うんです。
みんなを包み込む感覚なんですよね…

こればかりは言葉では伝えられない感覚。

何を隠そう、わたしも保健指導部会総会の時に
彼女の言葉の暖かみにグッと来て、
彼女から何か吸収しよう!
と両親学級に入らせてもらうきっかけになったのです。

パパたちがうんうん頷くと共に、
1人のパパは
その言葉の後にママの腰にそっと手を当て、
ゆっくりとさすっていました。
ママに頑張ろうね、って伝えているのがわかりました。

こんなこと、多分まだわたしにはできない。
年齢と経験を重ねたからこそ出る
言葉の重み、深み。



そして、もう1人の助産師さんもまたスゴイんです。
この方は性教育をメインに活動されているので、
生まれてすぐの赤ちゃんそのままを尊重する姿勢の大切さをパパママに伝えていらっしゃいます。

赤ちゃんを抱っこしたり、
オムツを替えたり、
着替えをしたりする時、
赤ちゃんが何をされるか心配にならないように
必ず〇〇するよ〜と
赤ちゃんの目を見て声かけをすること。
その時も赤ちゃんからオッケーが出たら
行動に移すこと。

赤ちゃんのオッケーのサインって、
よくわからないかもしれないけど、
多分ママが良さそうだなって思ったらそれで良いと思います笑
子どもの様子を伺うこと、どんなふうに感じてそうだなって慮ることが大切なんだと思います。
それが今後の子育てにもつながっていくように感じます。

技術を習得することは、
何度も経験して慣れれば上手になります。

でも、目を見て話しかけること、
相手にお伺いを立ててから行動すること、
肌と肌でお互いに愛情が伝わること。

それらを丁寧に教えてくれる教室を
わたしは見たことがありません。

2人から学ぶことがたくさんあります。

わたしも歳を重ねると共に、
2人のような助産師になれるように、
どんな声掛けをするか。

それは言葉の内容だけではなく、
表情や声色、
姿勢ひとつひとつを
丁寧に考え、
パパママに伝えていきたい。

毎回そんな学びを与えてくれる、
ありがたい両親学級です☺️

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